ゆきにゃんの女神転生情報です。
久々の「まともなゲーム」のレビューです。
なんか、クソゲーのレビューに慣れてるせいで、まともに面白かったゲームのレビューって難しいんですよねぇ。
今回とりあげるのは、DSの「女神異聞録デビルサバイバー」です。
女神転生シリーズの流れをくむ、SRPGです。
NDS 女神異聞録デビルサバイバー《発売済・取り寄せ品》
まずは、どんなかんじだったかと箇条書きで手っ取り早く書きます。
個人的には最近やったゲームの中では一番のあたりです。
ストレスを感じる場面がほとんど無く楽しめたのは本当に素晴らしいです。
メガテンらしさも感じられて、次回作に期待ですよー
そんなわけで、詳細レビュー。
今回は、まずは女神転生3に関するWeb拍手レスから~
マニアクス版では、カプコンから発売されているデビルメイクライのダンテがゲスト出演しております。
メーカーを超えた夢のコラボレーションですね。
カプコンはナムコとも出してましたし、SNKともやりましたし、結構こーいうの多くていいですね~。
とはいったものの、ゆきは、デビルメイクライをプレイしたことがなく、これをやるまで、ダンテがどんなキャラかもぜんぜん知りませんでした(汗
名前が出てきて「これがダンテか!」と感心しくらいです(笑
そんな立場からの感想をのべさせてもらうと、ダンテとのコラボはなかなか面白くて、デビルメイクライをやってみたいなーと思わせてくれました。
かなりカッコよかったですし、ダンテに追いかけられるイベントは、ダンテが画面内に出てくると音楽がダンテ用の音楽になったりして、それがものすごい緊張感で、ドキドキでした。
結構めんどくさいイベントではあるのですが、音楽がはまってたのもあって、ものすごく楽しめました。
あと、世界観的にも無理なくなじんでいましたしね。
また、終盤に仲間にすることが可能なのですが、これがまた、仲間にするとものすごい性能を発揮してくれまして。
物理攻撃にもかかわらず属性無視でダメージを与えられる攻撃がありまして、それに頼りっきり。
物理反射な上にバリアチェンジしてくる厄介なボス戦は、ほとんどダンテの独壇場でした。
余談ですが、毎度物理反射のボスは戦闘が長くなって苦痛でした(;´Д`)
なんというか、1時間近く延々と戦わされつづけたのはカンベンねがいたかったです。
まぁ、創世をかけた、お互いの意地と意地のぶつかりあいとか考えると、これくらいの戦いのほうが自然な気もしますが…やっぱり長くて苦痛でした(;´Д`)
間違った挑み方しちゃうとボス戦で1時間くらいかかっちゃうのは、悪しき伝統かも…
マニアクス版の追加ラスボスも、HPが異様に高くて、もう二度と闘いたくないと思いましたw
話をダンテに戻して。
欲を言うともっとダンテに追いかけられたりと戦ったりしたかったですね。
ちょっと物足りなかった気も。
まぁでも、最終的には仲間にできるんで、ダンテのファンの方も満足できるかなと。
かなり強かったですし。
とまぁ、全体的に楽しめたのは間違いないんですけど、かなりの精神力がないときつい長さだと思います…
20時間くらいで終わるなら、1日10時間で気合入れて2日でクリアして燃え尽きるという灰プレイも可能なんですけど、50時間とかなると、そうはいきませんからねぇ。
さてさて。
なんか、これだけで十分長くなったんで、もう今日はこれだけにしてしまった方がいいような気もしてしまいますが、ここから本題。
需要無視ですが、せっかくだからということで、ここはこれまでの女神転生について、思い出やらなにやらを熱く語ってみたいと思います。
たまにはこういうのもいいかなと。
懐古主義万歳、です(笑
人気のあるタイトルですし、わかる人だけ適当に共感してくださいませ。
記念すべき初代。
フル3Dダンジョン、悪魔との会話交渉、合体などなど、当時としてはかなり斬新な意欲作でした。
敵を仲魔に出来たら…みたいなことは考えたことがありましたが、それを実現させるだけでなく、合体でさらに強化するという発想に子供ながらビックリ。
原作付きなのですが、その原作についてはさっぱり知りませんでした。
でも、十分すぎるほどに楽しめるのが、このゲームのよさですね。
ちなみに親戚にもらったゲームだったりします。
説明書を読んで、「敵を仲魔にしたり、合体できるなんて、なんて面白そうなゲームなんだ!」と感動。
さっそくプレイ開始したのですが…
お子様には難しすぎました(;´Д`)
まず、3Dダンジョンがさっぱりわからなくて、下の階に降りられません。
おかげで、スタート地点のミコンの街から出られないまま、ゲームは1日1時間ということで終了(;´Д`)
その後、なんとか3Dダンジョンを理解して下の階に降りられたのはいいものの、今度は再びお子様の前に壁が立ちふさがりました。
戦闘中の「はなす」コマンドは「COMP」コマンドからいけるのですが、そこは英語もろくに読めないようなお子様です。
「なんかわからないけど、英語のコマンド選べばいいのかー」と脳内解釈。
愚かなお子様が選んだコマンドは「AUTO」でした(;´Д`)
何がなんだかわからない間にオート戦闘突入。
ろくに装備も整えてないので速攻で瞬殺されました_| ̄|○
その後も、仲魔にならないような種族の「モノノケ」やら「幻獣」やらに平気で話しかけては殺されつづけたりしましたね( ´・ω・`)
結局、さまざまな試行錯誤を繰り返して、なんとかシステムを理解。
よくわからないで投げ出さないでいたあたりが、このゲームの怪しい魅力だったんでしょう。
その後は、攻略本を立ち読みして覚えながらプレイという無茶をしていたのですが、結局は1面のダイダロスの塔をクリアするのがやっと。
やっぱりお子様には難しすぎました。
むしろ、お子様でなくても、攻略本がなければかなり無茶です。
てーか絶対無理。
結局、ファミコン版をきっちりクリアしたのは、真・女神転生が出た後だった気がします。
とはいえ、このころは「クリアできなくて当然」というゲームが氾濫してた、今から思えばえげつない時代でしたので、クリアできなかったことに特に不満は無く、1面だけでもすごく楽しくて、いいゲームだとおもったのでした。
ちなみに、FC版はパスワードコンティニューなので、今プレイするなら、SFCで出てる旧約・女神転生(FC版1と2をまとめたもの)をオススメします。
キャラデザやゲームバランスやマップなどが別物で、オリジナルのファンからすると微妙なんですけど、はじめてやるぶんには十分。
むしろ、あんなクソ長いパスワードやってられませんからね(;´Д`)
途中で諦めた原因の多くも、長すぎるパスワードにありますしね…
なんか携帯でも出来るらしいので、出来る環境の方はそちらでもいいかもです。
ちなみに、原作となった小説はアニメ化されていて、最近になってみたのですが、わけがわかりませんでした( ´・ω・`)
小説読んでないとついていけないみたいです…
ゆきの目には、ただのB級アニメにうつりました…
でも、小説のほうは面白いらしいですね。
というか、主人公の中島ってかなりの悪党でした。
不良にしばかれたから、たまたま作ったけど使い道がなかった悪魔召還プログラムを使うことを思いついて、召還した悪魔を使って仕返し。
そして、勢いに乗ってそのまま学校の支配者に君臨。
FC版ではヒーローみたいな描かれ方でしたが、ぜんぜんヒーローじゃありません、むしろ悪党です。
ちなみに、よく「いじめられっ子だった」といわれてますが、どうも調べてみると、むしろ一目置かれる存在だったものの、痴情のもつれ(?)から、しばかれてしまったみたいですね。
機会があったら原作読んでみたいですねー。
というか、古本屋にないしにゃー。
で、こっちは続編です。
こっちは、セーブが出来るので、クリア可能です!
なんというか、「女神転生でセーブできるなんて夢のようだ」と思った当時。
プレイしたのは、とっくにスーパーファミコンが出ていた頃でしたが。
このゲームは、文句なしで名作だと思います。
今の女神転生の流れは、このゲームからはじまったといっても過言ではないですし、真1も真2も、極端に言えばFC版2の焼きまわしです。
どうも、FC版2と真1が好きという人に分かれる傾向があるそうなのですが、早い話はどっちを先にプレイしたか、ということだけの模様。
ストーリー的には、原作を超えて完全にオリジナル化。
戦争で世界が壊滅した世紀末の東京が舞台で、爆弾によって開かれた次元の裂け目より悪魔たちがあらわれた世界観。
真シリーズをプレイしてる方なら、違和感なく入っていけると思います。
というか、真シリーズの元になったのが2です。
このゲームの偉大なところは、この時代にしては珍しいマルチエンディングでして。
表のボスは魔王サタンですが、本当のボスは唯一神YHVHであり、分岐によって魔王ベルゼブブや魔王ルシファーを仲魔にして、真の黒幕YHVHを倒してしまいます。
YHVHは、当時はぜんぜん何者かわからなかったのですが、キリスト教やユダヤ教の唯一神ヤハウェということで。
古代イスラエルでは、そのうえ神の名を直接口にすることも冒涜と考えられたためYHVHと記されていたそうです。
とまぁ、そんな、当時から考えると無茶苦茶も無茶苦茶すぎることをしてのけたゲーム。
そこにしびれるあこがれるゥ!
ネタがわからなかったのは、ちょっと損してたなーと思ったりして。
にしても、日本だからこそ出来るゲームですよねぇ、コレ。
今でこそ、悪魔を操ってるのは神とかは使い古された気もしますが、当時は本当に斬新でした。
まさにタブーをやってのけたゲームだとおもいます。
サタンとルシファーの対立など、悪魔同士の構図も新鮮でした。
何よりも、魔王ルシファーを仲魔にしてしまえるのは非常にうれしいです。
すごい攻撃力で全体攻撃をし、攻撃属性が銃なので、剣攻撃を反射する敵もおかまいなしに倒してしまえるという反則的な強さでしたしね。
てーか、ルシファーのレベルは120かなんかでした。めちゃくちゃだ(笑
あと、よく言われることなのですが、このゲームは専用のチップを搭載しているので、大変音がよいです。
東京でのメインダンジョンの音楽「Explorer」と最終決戦の音楽「OMEGA~聖戦」は、歴代女神転生の中でもトップを争う名曲で、ファミコンと思えない音を出しています。
最終決戦のOMEGAは、唯一神との最終決戦という怪しくも神秘的な雰囲気を表現していて、本当に名曲。
なんとなしに検索してみたら、アレンジMP3を公開してる方がおられて、非常によかったのでリンク。
自分もこの曲が好きだったんだーという方は、ぜひどうぞ☆
あと、何気にサタン戦とYHVH戦で、同じOMEGAでも微妙に違ってたり、芸が細かかったです。
ただ、シリーズのキモの合体や会話は、まだまだ黎明期という感じでしたね。
作れる悪魔の数も限られている感じですし、会話システムもかなり雑です。
まぁ、その分、低レベルの悪魔は簡単に仲魔にできるので、ストレスはたまりにくいのですが。
会話は真3よりはマシな気もしますし。
真シリーズから入った方には、ぜひプレイしていただきたい作品です。
まぁ、今の時代にプレイすると、使い古されているのと真2に似た展開のせいで、良さが伝わらない気もしますが(汗
こちらも評判はイマイチですが、やるならSFCで出ている旧約の方でしょうね。
音楽のアレンジがいまいちという話ですが、元の曲がいいので問題ないですし、FC版をやってなくて思い入れが無いなら、画面もキレイでやりやすいSFC版の方がいいでしょうしね。
とりあえず、当時の思い出としては、やっぱりルシファーが仲間になった衝撃ですね。
「ラスボスが神」ということを聞いていたのに、攻略本ではサタンがラスボスで、そのエンディングまでのっていまして。
分岐があって、別のEDになるのかなぁと、不思議に思ったものでした。
で、途中で途中の中ボスがカエルに姿を変えたものを、踏み潰すか連れて行くかの選択肢がありまして。
攻略本では、とりあえず踏み潰してすすむと書いていたので、「ここを踏み潰さなければ分岐するのかもしれない」と思って、逆の行動をとってみたら、見事にルシファー閣下が仲魔になって、本当にうれしかった記憶が強いです。
このへん、ネットで情報が完全になっちゃってる今の世の中では無かったものかなぁと。
ネットは便利でいいんですけど、こういう、不完全な情報から自分で発見していく楽しみがなくなっちゃいましたよね。
自分で情報をシャットアウトすればいいといえばそうなんですけど、情報を自分でシャットアウトするのと、得る手段がないから試行錯誤するのとでは、やっぱり違いますしね…
噂には聞いていたけど、本当にルシファーが仲魔になるのが実現したときは、やはり感動も大きかったですし、それゆえの思い入れなんだろうなと。
今だと、ネットでちょこっと検索かけて終了なんで、たいした思い入れも生まれなさそうな気がします。
というか、FC版女神転生2が好きな人って、ほとんどの人が、情報があまりなかった故の衝撃を受けた記憶が強いからかもしれないなぁと。
今のものが、あまり大ヒット作が生まれないのは、そのへんの、個人での思い入れというのが、昔より生まれにくいからかもしれません。
新しいものがどんどん発売され、ブログなどでそれについて語られて、また新しいのが出たら、そっちに流れて…
いまさら中途半端に古いのを語るのもなんだかなぁと感じるようになって。
というカンジで、なんだか情報が氾濫しすぎて、1つのものにどっぷりつかる余裕がなくなってしまった気がします。
というわけで、女神転生2で受けた衝撃というのは、当時だったからこそなんだろうな、と。
あきらかな懐古厨のお話ですけど、便利になった反面、寂しいものを感じたりするのでした。
でもまぁ、やっぱり便利なほうがいいんですけどね、実際のところ(笑
まぁ、その前に二世やロリータショップレポを書けというかんじですがw
ひゃー、すいません、ぜんぜん更新していません(汗
二世のレビューもとまってますし、ロリータショップ潜入レポートも書いてません、ごめんなさいです。
こーいう更新とまりまくりのときは、たいがいはゲームをプレイして、HPはほうったらかしなんだな、と思ってくださいませ。
実際のところ、プレイ日記でも書けばいいんですけど、どうにも、このHPの構成上、テキストはそれなりにきっちり書こうというもので、適当なことをぐだぐだ書きにくくなっております(汗
「わからない人に説明しようとするとめちゃくちゃ大変」
「かといって、いちいち説明書くとだるい」
「でも、わからない人にはさっぱりわからない日記が続くと、それは置いてけぼりでイヤだしなぁ」
この板ばさみのせいで、更新しにくくなって、いっそ更新しないという方向性に(;´Д`)
HPそのものの方向性をきっちり決めないといけなさそうです_| ̄|○
ともかく。せっかくゲームをプレイしたので、ゲームの感想でも書こうかと思います。
とはいえ、この感想を書くという作業もなかなか困ったものでして。
最新のゲームの感想が流れまくっている、今のネット上で、1年以上前に出たゲームをいちいちレビューするのって、需要あるんだろうかというか、それ自体が時代遅れ丸出しというか。
なんか、こんなこと考えてると、ほんとに何もできなくなってきます。
いわゆる更新イヤイヤ病というヤツでしょうか。
実際のところ、女神転生3の感想なんてどこのサイトでも山ほどあるわけで…
そんなもの書いて、むしろ「いまさらメガテン3かよ!」とか思われてしまいそうな被害妄想すら出てきたりで。
なんだかもう、ネット上の情報のスピードにまったくついていけません。
ニュース系とかやってるみなさんは、本当についていけてるんですかね…
流行りすたりが激しすぎですけど、こんなスピードじゃ、1つのものにはまったり出来ないような…
とまぁ、世間の流行からドロップアウトしたサイトでございます。
とてもじゃないけど、昔のようにニュースとか出来ませんね、これは。
と、言い訳したところで。
いまさらであろうがなんであろうが、60時間もかけて苦労してクリアしたので、自分のためにも感想書きなぐりで。
なお、女神転生についてある程度知識があること推奨です。
なくても理解できるようにというか、女神転生に興味もってもらえるのが一番なので、その辺は適当に考慮して書いておりますが、専門用語が説明なしで出てきたりするのはご容赦。
あと、軽度のネタバレありです。
手っ取り早くいうとこんなカンジ。
通常版では語られなかったマニアクス版のネタバレをしますと、裏設定でメシア教とガイア教の対立も語られており、推測するに、真1でトールマンが東京にミサイルを落としてしまう前に、氷川がもっとえらいことをやってしまった、という世界観だと思われます。
ゆきの脳内ではそういう設定ということにしておきます。
トールマンの正体であるトールも出てきてることから、彼も巻き込まれたんじゃないかなーと。
五島が出てきてないのは、巻き込まれて死んでしまったからか、パラレルワールドだからかわかりませんが。
ともかく、こんな感じですので、比較的、真シリーズの正当な流れを汲んでいると思います。
ゆきは、真シリーズの「神と悪魔の戦いに人間が巻き込まれる」という設定が好きでしたので、ソウルハッカーズを代表とする「悪魔召還師が悪魔を利用する、人と人との争い」のような話が続いてることに常々不満を感じておりまして。
終いには「真3はもうでない、大好きだった女神転生はもう帰ってこないんだね!」とか嘆いてましたが、とうとう帰ってきてくれました!
真1や真2ほどの、悪魔や神の圧倒的存在感はないですが、それでも初期の真女神のテイストはきっちり流れており、ゆきのように「昔のメガテンはよかった」というような懐古派も、楽しめると思います。
特に、後になって発売された完全版であるマニアクス版は、昔からのファンが喜ぶような演出がかなり多いです。
というわけで、「真3でたけど、どうせ昔みたいなカンジではないだろうしなぁ」と思って敬遠している、ゆきのような方にこそ、おすすめします。
ダークな世界観の中、えらいことになってしまった東京を歩くのはなかなか楽しいです。
ただし、1つだけ致命的な欠点があるのですが、それは後述で。
例によって、悪魔を会話でひきこみ、その悪魔を仲魔にしていっしょに戦ったり、悪魔同士を合体させて、さらに強い悪魔を作ったりするシステムです。
今回の特徴は、やはり仲魔もレベルアップすることでしょうか。
これは、仲魔に愛着を持てたり、好きな仲魔を長く連れまわせたりして、一見最高なんですけど、ちょっとした問題を抱えておりまして。
◇会話で仲魔にした直後は敵として出てきたときよりも弱体化されている
これは、ちょっと納得がいきません。
たとえば、「こいつの攻撃魔法強いから仲魔にして活躍してもらおう」と思った場合。
以前なら、そのままつかえたのですが、今回は下手をするとレベルアップさせないと覚えてくれません。
結果として、「スキルを期待して仲魔にしたのに、初期状態ではもってなかった。仕方ないのでレベル上げ」という状況におちいってしまいます。
どうも、レベルアップして強くなるのでなく、レベルアップしてやっとデフォルトの能力になるといった印象。
もてるスキル数に制限があるので仕方ないのかもしれませんが、仲魔にひきこむと急に弱くなったカンジで、釈然としない感じです。
敵の時は強いのに、味方になったら弱くなっちゃうのはずるい、ということですね。
まぁ、実際のところ、会話で仲魔にするのが面倒で、あまり会話を使って仲魔にしなかったので、それほどは気にならなかったのですが。
合体以外では、今回は主人公も悪魔なので、武器防具は無しで、「マガタマ」なるものを装備して、それにより耐性がかわったり特技を覚えたりします。
武器防具がないのは、結構致命的でして。
道中の宝箱をとるのがさっぱり楽しくないです。
どうでもいいものしか入ってないことがほとんどだったりして。
マガタマで耐性を変えるのは面白いといえども、それは防具でも出来たことですからね…
この点はちょっと残念。
秀逸だったのは戦闘システムでして。
プレスターン制というものをとっており、人数分の攻撃回数があり、その回数が終わると攻防が交代するシステムです。
こちらが4人いれば、4回攻撃すると敵のターンになり、敵が人数分攻撃すると、こちらのターンに戻ってくる感じです。
これの何がいいかというと、相手の弱点をつけば、ボーナスでもう1度攻撃回数が増え、相手に効かない攻撃をしたり、攻撃をよけられると、ペナルティで攻撃回数が減ったりします。
これにより、いかに相手の弱点をつくか、いかに相手の攻撃をよけるかが重要になって来ます。
また、攻撃回数が4回あったとしても、4人全員が攻撃しないといけないわけでなく。
速いものから順にターンがまわってくるのですが、0.5回消費することにより、次の仲間にターンをまわすことができたりします。
上手く主力に多くまわるように調節して一気に殲滅、という作戦がとれるわけです。
実際のところ、このシステム、「殺るか殺られるか」というシステムでして。
先制されるとかなりやばいのですが、先制すれば相手にターンを回すことなく勝つことが出来ます。
大味すぎるといえばそうなんですが、斬新で面白いことは事実。
いままでのメガテンも大味でしたしね。
ボス戦だと、相手は攻撃回数を増やす特技をもってたりして、ボスの4連撃などを食らうことになり、かなりハラハラできて楽しいです。
一度負けて相手の弱点や攻撃パターンを学んで、それに対応した仲魔を作ったりと試行錯誤して倒すということもザラなので、なかなか面白かったです。
ボス戦の前には、必ずといっていいほどセーブポイントがあるという親切設計でしたしね。
ぜんぜんストレス感じませんでした、このへんは見事。
◇悪魔がフルポリゴンで動き回る
個人的には、アニメーションが長くなるんで、フルポリゴンでキャラが動き回ったりするのは、あまり好きではないのですが、このゲームに関しては、それがすごく良い点に感じました。
自分が合体で作った悪魔が等身大で動き回ってくれるのは、かなりうれしかったです。 パーティー編成の自由度が高い分、キャラのアニメーションと相性が良かったなと。
見た目が好きだからという理由で仲魔にした悪魔が、自分の隣で戦ってくれているとうれしいですし、いくら強くても見た目がイヤだと使う気にならなかったりするのも、真3ならではでいいなぁと。
逆に敢えて見た目強烈な連中ばかりで編成したりするのも面白そうですし。
◇悪魔合体の相変わらずの中毒性
今回は比較的スキル継承が甘いので、好きな悪魔に好きなスキルをつけるのが、かなり簡単になっております。
カスタマイズ性の高さは、理想の仲魔を作ることを可能としているので、悪魔合体にどっぷりつかれます。
悪く言えば、上手くやれば一気にゲームバランス崩壊させることも可能。
ゆきは、レギュラーメンバー全員に、歩くだけでMPが回復するスキルと全体攻撃魔法をつけて、ボス戦専用メンバーにはパーティーに入ってなくても経験値がある程度入るスキルとボス戦用のスキルつけていました。
というか、ある程度システムを理解すれば、基本的にこうなってしまうと思われます。
◇マニアクス版は過去に出てきたレアキャラの魔人と戦えて合体で仲魔にできる
この辺は濃ゆいファン向けですが、レアキャラの魔人と死闘をくりひろげて、おまけに合体で作れるのはかなりうれしいです。
まぁ、仲魔にしちゃうと強すぎてバランス崩壊気味ですけど、面白いのでOKというか、メガテンでバランス崩壊していないものの方が少ないですし(;´Д`)
◇ロウ、カオスの廃止
賛否両論でしょうけど、個人的にはマルです。
あれがあると、どうしても仲魔集めに都合のいいニュートラルルートをとりたくなってしまいますんで。
結果的に、ニュートラルになるように調整してすすんでしまう傾向があります。
そういうこと抜きで、思うままに選択肢を選べるというのはいいかなと。
問題は、その選択肢がろくなものがないのですが、それは後述。
ただ、ロウとカオスが無いのは、気楽にすすめれていいです。
◇長すぎ!その割に内容薄い
はっきりいって致命的。
正直な話、最初の10時間は楽しくて楽しくて仕方ありませんでしたけど、20時間くらいたっても終わりが見えてこずに疲れてきて、最後のほうはつらかったです(;´Д`)
ストーリーもはっきりいってかなり薄いです…
なんか、延々とダンジョンにもぐっていたかんじで、それがしんどさに拍車をかけてしまっています。
ある場所にいくために、地下道をとおっていかなくてはならないという場面がかなり多くて。
ストーリー終盤に地下道とおらされたときは、かなり萎えました。
この終盤に来て、ただの地下道は無いだろうと。
各々のダンジョンも、鬱陶しい仕掛けが多いわ、いちいち長いわで、かなりイライラ。
ラストダンジョンは、真1のカテドラルほどではないかもしれませんが、いい加減にしてくれというくらい長かったです。
最初は、2周目をやる気満々だったんですけど、あまりの長さに、ちょっともう勘弁というカンジ。
内容の薄さが、さらに長く感じさせてくれています。
というか、メガテン3に限ったことじゃないですが、最近のRPGは昔のRPGに比べて、プレイ時間が長くなっていません?
昔は、長くても20時間くらいでクリアとかだったと思いますし、15時間あれば普通にクリアできてた気がします。
PS2のRPGは、コレとDQ8しかやってないんですけど、どちらも50時間ほどかかったわりに、15時間ほどでクリアしたSFC時代のゲームと比べて、内容が濃いとは感じませんでしたし。
レビューサイトなどをみてると、20時間ほどで終わってしまうと、ボリューム不足といわれるようで…
最近のユーザーは、50時間くらいかかる長いゲームを求めているのかなぁと、ちょっと疑問に感じたり。
正直、50時間プレイするのはしんどいです(;´Д`)
20時間のゲームを2周やりたい派ですからね…
こういうことを言っちゃうと、懐古派の愚痴になっちゃうんでしょうか…
中古対策のために、プレイ時間を長くして、売るのを遅くさせようというメーカー側の意図もあるのでしょうけど、これだけ長いと、よっぽどの気合が無い限りはRPGに手を出そうと思えないんで、逆にRPGから離れていって売り上げが落ちそうな気がするんですけどねぇ…
これだけ長いと、ちょっと気軽には出来ませんね。
もっとコンパクトにまとめて、半分の時間で終わるようにしてくれていれば、自分の中では名作に位置付けられていただけに残念です。
あの徒労をもう一度やるのかと思うと、二周目やりたいと思わないのは、ちょっとねぇ…
ただまぁ、50時間かかっても、気にならないくらい面白いゲームもあるのも事実なので、やはりストーリーの薄さやダンジョンの長さが問題だったのかもしれませんね。
ひたすら合体を続けるのは楽しいものの、話をすすめるのが面倒になってしまうというか。
従来だと、自分のレベル以下の悪魔は出てこないようにして、ザコ戦なしでほとんどボス戦だけですすめてしまうという酷いプレイも可能だったんですけど、今回は自分より多少下のレベルの悪魔でもエンカウントしてしまうので、ザコ戦すっとばしもなかなかできませんし…
他にも色々と不満点はあるものの、それらは面白さに比べれば些細なものなのですが、「長すぎる」という点だけはどうにもならないので、かなりのマイナス。
せっかくのマルチエンディングも、2度目をやる気にはなりません。
逆に、長いのでもOKの人は文句なしにオススメします。
◇悪魔との会話の簡略化が極端
悪魔との会話はシリーズの肝でした。
ふざけた選択肢を選んで遊んだり、仲魔にならないような悪魔相手に上手く話をもっていって、アイテムを貢がせたり、戦闘を回避したり。
ただその悪魔が好きだからということで、なんとなく無駄話をしてみたり。
脅して仲魔にしてみたり。
昔は色々出来たのですが、今回はぜんぜんダメです。
はっきりいって、FC版女神転生よりひどいです。
仲魔にならない種族は、話し掛けても耳を貸そうとしてくれず、即戦闘。
仲魔になる種族は、いきなり金を持ち出してきて交渉。
しかも、ゆきが下手なだけかもしれませんが、かなり持ち逃げされることが多く。
今回は仲魔が育ってくれたり、一度仲魔にした悪魔は邪教の館で呼び出せたりするので、面倒な上につまらない交渉はほとんどせずにすませてしまいました。
そういう救済処置があるといえばそうなんですが、ここまで削ってしまったのは疑問。
持ち逃げされつづけると、アホらしくなってきます。
◇悪魔合体の簡略化
3身合体がなくなったのは結構痛いです。
たしかに複雑でわかりにくかったのですが、手持ちの仲魔で適当にいいの出来ないかなぁ、という風に試行錯誤する楽しみがなくなったというか。
別に法則理解して無くても、結構使い勝手がよかったと思うんですけどね…
2身合体しかないと、どうにも作れる悪魔の幅が狭すぎて、窮屈でした。
◇マルチエンディングで世界をどういう風にしたいか選べるのに、ろくなものがない
これはかなり問題。
今までの世界を壊して新しい世界を作るんで、既成概念にとらわれていてはいけないというのは確かなんですが、それでもろくな選択肢がない感じでした。
・他者とのかかわりを一切たって各々が孤独にいきていく引き篭もり思想「ムスビ」
・優れたものだけが生きる価値があり、劣っているものは徹底排除という究極の選民思想「ヨスガ」
・世界はただ静寂に時を刻めばよく、余計なものは必要ないという「シジマ」
・どれにも属さず、結局は創世がなされない、ある意味最悪の結果とも考えられるニュートラルルート
この中から選ばないといけません(;´Д`)
なんだか、究極の選択ともいえるくらいに、どれも問題ありというか…
まぁ、この中から選ぶとすると、ゆきは「シジマ」なんですけど、どうにも、この状況を作った本人が「シジマ」を主張してる人でして。
すべて思い通りに運ばせてやるのもなんだかシャクなんで、困り者です。
ついでに、主張してる人が悪人面なのも痛かったり。
一応、悪魔の奴隷として作られた土人形「マネカタ」による、優劣なしの完全平等世界という主張もあるんですが、選民思想のヨスガに叩き潰されます(;´Д`)
おそらく、普通にプレイしているとマネカタの人たちに愛着がわいてしまい、マネカタルートにいってしまう人だらけになるんで、敢えてマネカタルートは作らなかったんでしょうけど、彼らの主張に同調したかったのでかなり残念。
なお、マニアクス版では追加EDがあり、ある意味メガテンらしいけど、なんだかなぁというEDでした。
結局、ろくなEDないのではと(;´Д`)
極端なものばかりでもいいんですけど、それならもっと選択肢を増やして欲しかったです。
新たに世界を創るんだし既成概念を捨てて考えろ…ということにしても、これだと選択の幅がせますぎですからねぇ…
もうちょっとコンパクトにまとめて、なおかつ創世の選択肢を増やしていれば、多少の文句はあるにしろ、それを補って余りある名作だったと思うのですが…
そういうわけで、長くても平気という方には、かなりオススメです。
真シリーズが好きで、サマナーに違和感を感じてた人でも、問題なく入り込めるかなと。
まぁ、真シリーズとはすこし毛色がちがうかんじもしますが、プレイしてみる価値はありと思います。
マニアクス版では、カプコンから発売されているデビルメイクライのダンテがゲスト出演しております。
メーカーを超えた夢のコラボレーションですね。
カプコンはナムコとも出してましたし、SNKともやりましたし、結構こーいうの多くていいですね~。
とはいったものの、ゆきは、デビルメイクライをプレイしたことがなく、これをやるまで、ダンテがどんなキャラかもぜんぜん知りませんでした(汗
名前が出てきて「これがダンテか!」と感心しくらいです(笑
そんな立場からの感想をのべさせてもらうと、ダンテとのコラボはなかなか面白くて、デビルメイクライをやってみたいなーと思わせてくれました。
かなりカッコよかったですし、ダンテに追いかけられるイベントは、ダンテが画面内に出てくると音楽がダンテ用の音楽になったりして、それがものすごい緊張感で、ドキドキでした。
結構めんどくさいイベントではあるのですが、音楽がはまってたのもあって、ものすごく楽しめました。
あと、世界観的にも無理なくなじんでいましたしね。
また、終盤に仲間にすることが可能なのですが、これがまた、仲間にするとものすごい性能を発揮してくれまして。
物理攻撃にもかかわらず属性無視でダメージを与えられる攻撃がありまして、それに頼りっきり。
物理反射な上にバリアチェンジしてくる厄介なボス戦は、ほとんどダンテの独壇場でした。
余談ですが、毎度物理反射のボスは戦闘が長くなって苦痛でした(;´Д`)
なんというか、1時間近く延々と戦わされつづけたのはカンベンねがいたかったです。
まぁ、創世をかけた、お互いの意地と意地のぶつかりあいとか考えると、これくらいの戦いのほうが自然な気もしますが…やっぱり長くて苦痛でした(;´Д`)
間違った挑み方しちゃうとボス戦で1時間くらいかかっちゃうのは、悪しき伝統かも…
マニアクス版の追加ラスボスも、HPが異様に高くて、もう二度と闘いたくないと思いましたw
話をダンテに戻して。
欲を言うともっとダンテに追いかけられたりと戦ったりしたかったですね。
ちょっと物足りなかった気も。
まぁでも、最終的には仲間にできるんで、ダンテのファンの方も満足できるかなと。
かなり強かったですし。
とまぁ、全体的に楽しめたのは間違いないんですけど、かなりの精神力がないときつい長さだと思います…
20時間くらいで終わるなら、1日10時間で気合入れて2日でクリアして燃え尽きるという灰プレイも可能なんですけど、50時間とかなると、そうはいきませんからねぇ。
このところ、更新が死ぬほど遅れていて…というか、放置中で申し訳ありませんでした。
一度さぼりだすとずるずる逝ってしまう…典型的ダメ人間です。逝ってきます。
さて、更新をほったらかして何をしていたかといいますと…
・北海道へ旅行
思ったほど寒くなくて助かりました。
アイヌの一族の方たちともお話して、彼らはアイヌ語も話せるとしって感心。
思わず「アンヌ・ムツベってどういう意味ですか?」とか聞きそうになりましたが、SNKがいい加減だったら通じないのでやめました。
・女装の練習をしてた
なかなか上手く写真がとれなくてしょんぼりです。
(´・ω・`)ショボーン
・ソロモンの鍵にハマっていた
急にやりたくなり、FCの名作アクションパズルゲーム「ソロモンの鍵」にはまっておりました。
典型的現実逃避です。
ネットで攻略を見て、ノーコンティニューで真のエンディングに到達。やったね☆
・真・女神転生2とifをクリア
ソロモンの鍵をプレイした流れで、積みゲーほったらかしで懐ゲーにはまってしまうという状態に。
真・女神転生2はPS版でも出ているのですが、SFCでもあったバグに更に磨きがかかっています。
さて。そんなわけで、今日の話題は今更すぎですが、PS版真・女神転生2です。