ゆきにゃんの天地人情報です。
大河ドラマ、天地人の軽い感想「第10回 二人の養子」です~
直江兼続のことはよくしらないんですけど、景勝の家督相続の際に活躍するということを本で読んだりしてたわけですが…
本丸をおさえろは父親のアイデアで、最初は拒絶反応起こしたけど、説得されて本丸をおさえにいったとか。
これじゃ、すごいのは兼続じゃなくて、兼続の父上ですよね。
もう第10回で4分の1くらい進んでるわけだし、いい加減、主人公の胸のすくような大活躍が見たいんですけども、なんだか中途半端(;´Д`)
おまけに、自分がそういうことやっといて「もう血をみたくありません」って、景虎を疑って怒らせたのも兼続だし、本丸とりにいったのも兼続だし、それで「血は見たくない」は都合よすぎなのでは、と思ってしまうわけで。
で、何をするのやらと思ったら、景虎を説得しにいったぽい?
いや、それは火に油注いでるだけというか、最後の景虎の反応が正しいような。
詮索して怒らせた上に、本丸とってからのこのことやってきたら、叩き斬ってやりたくもなります(;´Д`)
次回予告で「この戦いに義はあるのか」といってたけど、そんなん考えるまでも無く、無いと思う。
相手を出し抜いて本丸占領して金銀財宝ウハウハ状態になって、そこで相手が怒ってきたから戦になって、義のカケラもないというか。
この場合、相手を出し抜くのではなく、相手を納得させて取り込むのが義なのでは、と。
最初から殺る気満々ならまだしも、変に義にこだわるからおかしくなるというか…
辞世の句なんて書いてる場合じゃないよ、お館さま!
どっちが跡継ぎか書状書いてきっちり決めとけば、ここまでもめなかったわけだし。
あの辞世の句ってほんものなんですかね?
後世の創作か、単にヒマなときに読んだ歌が辞世の句になったとか、そんなんじゃないだろうかと思ってしまう。
そういう悲哀は感じられましたというか。
本人に全然その気が無くても、まわりが跡継ぎにと担ぎ出して、結果的に内乱になるとか、それを防ぐために事前に殺してしまうとか、そういうもんですよね。
でまぁ、兼続たちはその「本人たちは相手を信頼してる」の状況をつぶしている側なわけだから、いまいち気持ちよく見れないわけで。
これが、兼続が非常に徹するキャラなら違和感なかったんでしょうけども、敵も斬れない人だからなぁ…
この調子で、この先ダイジョブなのでしょうか(;´Д`)
お前は何回斬られたんだ、ドリフのコントかと(笑
以上、なんだかんだいいつつも、主人公の気持ちのいい活躍を期待して見続けます(;´Д`)
晴家のしぶとさはまるで「ひとり戦国無双」状態でしたね。(苦笑)
そのうち無双乱舞でもかますんじゃないかと。(ォィ
少しレッドクリフを思い出しました。
たしかに、今回の話では兼続よりも惣右衛門のほうが名軍師ではないかと思っちゃいますよね。
しかし、この謙信が残した金銀財宝が後々(たぶん来週)になって大きい意味をもつんですよ。
でも、私は遠山が仕組んだようにも見えましたけどね。演出のせいかもしれませんが。
これで景勝と景虎の対立が決定的になれば、北条側から援軍を連れてくることもできますし、北条が動けば、同盟相手の武田勝頼も動きますから。
主人公の見せ場はこれから…だといいですね。
とりあえず考えられる活躍の場としては、
VS伊達政宗(長谷堂の戦いがメイン?)
VS徳川家康(創作という説も強いが「直江状」絡みで)
あたりが濃厚でしょうか。前田慶次との絡み(これは友好ですが)も楽しみです。
きっとまだ「樋口兼続」なんでクラスチェンジする前なんですよ。
クラスチェンジして「直江」になれば活躍しますってw
どうしても、戦国大名と言えば織田信長をイメージすると思うんですが、あそこまでトップダウンな所は例外で、実際には家臣団の方が力を持っていました。
上杉謙信も家臣が言うことを聞かないことにブチキレて、何度も家出してますからね。
そう考えると、2人の後継者がいたことも理解出来ます。
景虎は確かに北条家ですが、この時は既に同盟は破棄されており、普通なら送り返されてる所。それがそのまま…ということは謙信自身は、景虎を後継者に考えてたんじゃないかな?
一方、上杉家家臣団としては、他家の介入は絶対NGだろうから、こっちは景勝を立てる、と。
ちなみに、この景勝と景虎の対立は、意外と大きな影響を及ぼしてるんですよね。ある意味、戦国を決定付けたと言ってもいいくらい…。
ハッキリと言いますが、この時期の景勝と兼続に
「義」
なんてありません。
謙信の生前の景虎は養子 景勝は養子ではあるが、一門衆
家臣には軍役の義務がありますが
景勝には現役の義務があり
景虎には軍役の義務はありません
春日山城の館の位置でも景虎の方が遥かに上位です。
立場に差が有ります。
景虎は何もしなくても跡取りになれたんです。
一方、景勝は「景虎を倒さなくては後を継げなかった」んです。
現に譜代の大半は景虎についています。
謙信が遺言を書けば文句なしで景虎になっていたでしょう。
「景勝にはクーデターを起こす」必要があったんです。
黙っていれば景虎が「家督を継ぐ」からです。
そもそも景勝の家は謙信と譜代衆から見れば「要警戒対象」の「一族内抵抗勢力」の牙城でしたから
だから「実城を乗っ取ったんです」
正当性があれば「だまし討ち」する必要はないんです。
コレはクーデターです。
「義」?
そんなのは 犬にでも喰わせろ です。
「だまし討ちされる方が悪い」時代です。
この時代の「義」は
邪魔者は討つよ
だまし討ちはするよ
隙があれば討つよ
でも紳士協定は守るよ
なので、「だまし討ちで得た家督も義には反していない」
わけです。
現代の価値観で見ちゃあかんです。