ゆきにゃんの天地人情報です。
結局「天地人」というカテゴリを作ってみました。
そんなわけで、日曜になる前に前回の天地人の感想です~
今回は長くなったので、他の記事と同様の「続きを読む」の形式で。
ありきたりといえばそうなんですけど、こういうのはいいですねー。
1人で悩んでたけど、みんなは心から待ち望んでいて、帰ってきたことを祝福してくれる。
ぐっとくるものがあります。
たしか、景勝が家臣の前で笑ったのって1回だけって文献のこってましたよね。
ひょっとして、これがその1回?
となると、以後は殿は家臣の前では笑わないんでしょうか…
と思ったけどWikipediaを調べると
ということみたいですね。
これ以外で笑っちゃったけど、どうなんだろう…
まぁホントに1回だけだと、ドラマ的にあんまりではあります(;´Д`)
とりあえず、猿が座るシーン楽しみだけど、コレ、やるのかなぁ…
まぁ主従関係だから仕方ないですし、お屋形様の信念を知った上でのことなんですけど、思考停止になるわけだから、よく考えるとこれほど怖いもんないですよね。
なんというか、宗教の過激派みたいな。
まぁ、主君の言うことにいちいち深く考えすぎて悩んでたら大変なんですけども。
なんとなく薄ら寒いものを感じてしまいましたという話。
いくらなんでも急すぎだし、これはやりすぎだと思った。
景勝の家臣の1人にすぎない兼続に、いきなりそれは無茶では…
まぁ、こうでもしないと話にならないんですけども。
これをいいだすと、1話の「与六は喜平次を守る北斗七星だ」も、1回会っただけなのに急すぎるとなるわけだけど、「えええーー」と思ったので(;´Д`)
あんまり否定的なことは書いて議論になったら面倒なんで、書かないでおこうかなーと思ったんですけど、やっぱりいらないものはいらないということで(;´Д`)
そもそも、なんで兼続は敵方の忍者の初音と親しくしゃべっているのだろう。
というか、初音が出てきて「わたしに用はないだろう、帰れ」といっておいて、向こうから「謙信が戦で勝った」とか言われたら、必死こいて質問しまくり&なんかやたら馴れ馴れしく喋ってるとか、どうなってるんだろう。
さっぱりワカラン。
あと、初音が出てくるときの会話の演出の仕方が変ですよね。
演出過多というか、前回の紅葉が散るシーンもそうだったけど、なんだか違和感があるなぁ…
初音については、原作に登場するから、いらないといっても仕方ないのかもしれませんが、こういう無理にドラマに華を持たせようとする女性のオリジナルキャラは個人的にはパス。
戦国物は、もっと漢くさくやってほしいなぁと。
でも、あんまりそうすると視聴率落ちるのかなぁ(;´Д`)
でも、主人公がイケメンならダイジョブでは、とかなんとか。
乱世を終わらせないことには犠牲は増える一方なわけだし。
信長が義に反してるのは、叡山焼き討ちとか、無茶苦茶やらかしてるからなわけで、そんな強引なことをせずに天下統一をして、それから足利将軍家をたてればいいのでは、と思ってしまうわけで。
なんか行動するときに「これは義に反する」とか、妙なルールに縛られて融通が利かないというか。
キン肉マンの王位編決勝で、サムライの皮かぶったネプチューンマンがオメガマンにやられてるとき、「ジェロニモを見捨てたネプを助けるのは真・友情パワーに反する行為だ」とかわけのわからんこといって、パートナーを助けようとしないスグルに似てる気がする。
で、結局はここで見捨てて助けない方が真・友情パワーに反するとかいって助けるんだけど、そういう問題じゃなくて、パートナーがやられてるんだから助けてあたりまえやん、と。
信長を倒さないといけないんだから、柴田軍に勝ったなら、きっち追い討ちかけて相手を弱体化させないと意味なかったのでは、と。
というかんじで、また次回。
信長の比叡山焼き討ちは、実は評価の分かれる所なんですよ。
日本人が中東の宗教紛争が全く理解出来ないことの遠因にもなってるのですが、信長・秀吉・家康によって「宗教」の価値観が一変させられたんです。
当時の宗教勢力なんてのは、ぶっちゃけると過激派原理主義な訳で、異教徒・異宗派を焼き討ちして、虐殺するなんてのは宗教勢力の得意技。勿論、比叡山延暦寺も少なからずやってる訳で…。
それを、信長・秀吉が圧倒的な軍事力で宗教勢力を武装解除させて、家康が法制度で無力化させた結果が、現在のような価値観なので、その価値観で考えると、信長が極悪人に見えますが…。
ちなみに、謙信や信玄が、信長の比叡山焼き討ちを非難したのは、彼らが出家しており、仏教勢力と癒着していた為ですね。
初音は原作では、幸村の姉だったのを、ドラマで妹にしてみたら、謙信の死の時点では、8歳とか有り得ない年齢になるとツッコミが入って、姉に戻されたというマヌケな経緯がありましたからね…。
今回は権謀術数渦巻く気配が出始めて、かなり硬めのエピソードだったと思います。
こういう雰囲気の話を待ってたんですよね。
今までのはなんか「月9ドラマ」っぽくて…。
でも、景虎が家督継いだら、上杉が関東の北条(ほうじょう)家に無血で乗っ取られることになるとは考えないんでしょうかね、北条(きたじょう)景広も、柿崎晴家も…。
(毛利元就が吉川・小早川家に自分の息子を養子に出して乗っ取ってしまった「毛利両川(りょうせん)体制」のように)
兼続、桃泉院に念押しされたときは、
「わかりました」じゃなくて「肝に銘じます」とか「かしこまりました」とかにしたほうが良かったのでは…。
あと、越後が舞台なのに、みんな訛りが全くない…。
この辺は「風林火山」のほうがよかったですね。
比叡山焼き討ちは、今の価値観でいくと虐殺なんですが、信長を最も苦しめた本願寺一族のように、このころの坊主は武装しているのもいたようで、ある意味「傭兵」的なところもあったらしいです。
比叡山の僧侶も、この時代はいわゆる破戒僧的な坊さんが多かった、という話もあります。
(何やら女を抱く、賭博をする、酒・肉を平気で食らうというのものもいたそうな)
謙信は実際はトイレ終わった直後に倒れた、と資料にはあるそうです。
さすがに、トイレはまずかったんでしょうかね。
なお、ゲーム「戦国無双2」では、義を掲げる兼続に対して、伊達政宗が、
「貴様の義とやらに付き合わされて、苦しむ兵や民は哀れよな!」
と反論する場面がありますよ。