ゆきにゃんのニンテンドーDSゲームレビュー情報です。
久々にゲームをやりこんだので、レビューです~
DSで2006年の年末に出た「悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス」のレビューです。
とりあえず、わかりやすいようにYouTubeの動画でも貼っておきますねー
このゲーム、いまどき珍しい「横スクロールの2Dアクション」です。
据え置き機ではほとんど出ない絶滅危惧種みたいなジャンルですが、ゆきはこのジャンルが大好きだったり。
プレイしていてわかったんですけど、確かに3Dバリバリのゲームに比べると地味なんですけど、出来のいい2Dアクションって余計なストレスを感じにくいんですよね。
その要因として
・必要な情報が簡単に得られるので、距離感などが直感的にわかる
・カメラ位置が狂って、その間に攻撃されるなどの余計なストレスがない
・2D特有のウソがまかりとおる
といったあたりがあるかなぁと。
どうも、3Dはカメラワークのストレスと、距離感が掴みづらいので苦手です。
3Dって、リアルな分、「見えてるのに、実際に歩くと結構時間がかかる」というのがあって、どうも「歩きまわるのがめんどくさい」と感じちゃうんですよね。
まぁ、個人の好みかもしれませんけども、視覚的にシンプルでわかりやすい2Dアクションが好きです。
前述の通り、横スクロール型の2Dアクションです。
スタイルとしては、城の中を探索して、アイテム集めたりして、行ける場所が増えていったりする探索型で、経験値やお金の概念があるアクションRPGになります。
なので、回復アイテムたくさん用意して、レベルを上げまくれば、多少のゴリ押しは可能です。
あくまで「多少」ですけども。
というのも、このゲームのボス戦、かなり強いです。
ゆきは、何度も死にまくりました。
一撃食らうとハンパなくダメージ受けるんで、レベルだけでゴリ押しするのは無理な仕様になってます。
ただし、相手の攻撃パターンを見切れば、ノーダメージで切り抜けることも十分可能という素晴らしいバランス。
何度も挑戦していると、上手くなってるのが実感できるようになってます。
相手の攻撃を上手くかわし、隙を見つけて、その間に攻撃を叩き込む。
このヒット・アンド・ウェイ感こそが、アクションゲームの真髄だと思ったり。
昔ながらのきつめのバランスの2Dアクションにある「何度も死んで覚えて上手くなる」という感覚でプレイできるので、そういうゲームが好きな人にオススメ。
回復アイテム使えばなんとかなると思うんで、そういう意味ではアクションがあまり得意でない人も割と楽しめるんじゃないかなぁと思います。
ギャラリーオブラビリンスの新要素が、パートナーシステムです。
2人のキャラを好きなときに切り替えたり、呼び出したりすることが出来ます。
キャラ切り替えは昔からよくあったパターンで、特徴のある2キャラを上手く切り替えて進んでいきましょうという感じ。
体力は2人で共有しています。
物理攻撃の得意なキャラと魔法攻撃の得意なキャラがいて、敵にも弱点が設定されているので、上手くすみわけが出来ています。
弱点を切り替えてくるボスもいるので、状況によってチェンジしながら戦うのが面白いです。
普段は1人行動なのですが、いつでもパートナーを呼び出したり引っ込めることが可能です。
呼び出したパートナーはCOM操作になるのですが、これがすごくいい具合でして。
強すぎるわけでなく、かといって弱すぎるわけでもないバランス。
なので、こちらが作戦を練って上手く使ってやれば、素晴らしい戦力になり、2人がかりでボスキャラをボコボコにすることも出来ます。
攻撃はパートナーにまかせて、自分は補助をするといった戦い方もありで、このシステムのおかげで、アクションの幅がかなり広がっています。
かといって、何も考えずに出してると、敵の攻撃を食らってしまうので上手く引っ込める必要があります。
パートナーのダメージは、こちらのMPの消費になるので、直接体力が減るわけではないのですが、MPは強力な特技に使用するため、パートナーがダメージを食らいすぎると結構痛いです。
逆に、体力が減るわけではないのを利用して、どうにもならないときは、パートナーを囮にしてダメージを食らってもらうのもありです。
パートナーを上手く使いこなせば格段に楽になるけど、使わないと無理というわけでもないバランスが見事。
あと、パートナーシステムを使った、ちょっとした謎解きも、しつこくならない程度に用意されています。
シリーズ恒例のアイテム集めやら、スキル集めの収集要素も充実してます。
その辺を制覇しようと思えば結構やり込まないといけませんので、ボリュームはかなりあります。
また、シリーズ恒例のオマケで、一度クリアすると別キャラでプレイできるモードがありまして。
そちらは、ジャンプなどの性能が最初から高めになっていて、普通のプレイでは出来ないような順番で歩き回ることも可能。
かわりに回復アイテムや武器防具の装備変更などのアイテム要素がなくなっているので、純粋なアクションゲームになっていて、こちらも面白いです。
敵から受けるダメージが大きくなるハードモードもあって、アクションRPGの問題点だった「終盤だと序盤のザコの攻撃を食らってもほとんどダメージを受けない」という部分も解決できてます。
ザコ敵でも数回当たると死ぬので、緊張感あるプレイが可能。
レベル制限を自分で選べたりするので、徹底したマゾプレイも出来るようになっていて、長く楽しめるように出来てます。
ドット絵の描きこみがすごいです。
敵キャラの動きなども凝ってますし、背景も物凄い描きこみです。
また、遠景に一部3Dが使われているのですが、これまた上手い使い方で。
移動すると、遠景の建物の角度が変わって見えたりして、すごく凝ってます。
またシリーズ恒例ですが、音楽も良いです。
双子のヴァンパイア姉妹戦の「悲しみの舞踏」と、ラスボス戦の「狂宴」がお気に入り。
それから、ラスボス戦のシチュエーションは、シリーズでも随一。
いい意味で驚かされました。
あと、ヒロインのシャーロットの声がイイ。
とまぁ、非常に丁寧に作られていて、名作と呼べるゲームなのですが、問題点もいくつかあったり。
たまーにフリーズするバグがあるみたいです。
ゆきは、クリア後にラスボス戦で遊んでたときに1回フリーズしただけなので、実害ゼロでしたが、レアアイテム手に入れた後だったりしたらDS投げてたかも(;´Д`)
数年前の「月下の夜想曲」からキャラデザが耽美風になっていて、良い雰囲気だったのですが、DSの前作からアニメ風の絵になってしまって、安っぽくなってしまって、雰囲気にあってません。
なので、パッケージを見て「面白そう」と手にとってもらえるような機会を逸してるような(;´Д`)
アニメ絵にするにしても、もうちょい雰囲気にあった絵にして欲しいなぁと。
おかげで「安っぽいアニメ絵に騙されないように」とかわけのわからないことを言うハメに。
あと、ボスキャラで双子の姉妹のヴァンパイアが出てくるのですが、その2人のデザインもちょっと…
双子の姉妹で、ロリィタ着てて、オッドアイって、あんたら一体どこの薔薇乙女ですか?
めんどくさいので、あまり切り替えたくなくなったり…
ガンガン使い分けできるとよかったんですけどねぇ。
これは、そもそもDSのボタンが足りないという理由でしょうから、仕方ないんですけどね…
今までの作品の使いまわしが多いので、その辺もシリーズをやりこんでる人だと物足りないかも。
動きとかも大体同じですからねぇ。
というわけで、総括。
これは名作です、文句なしでオススメ。
DS持ってて2Dアクションが好きで、探索型が嫌いでなければ、是非プレイして欲しい作品。
mk2でS評価がついてるんですけど、納得の出来です。
月下の夜想曲が好きだった人は、ぜひ買うべきです。
大満足できたゲームでした。
ちなみに、普通にやってクリアまでは10時間ちょいで、やり込み入れると20~30時間というとこでしょうか。
1周目は割とあっさり終わって、収集したりすると結構時間がかかって、最後は純粋にアクションゲームとして気が向いたときに楽しむというかんじ。
トータルで見ると、かなり長く楽しめます。
1周で何十時間もかかるボリュームは、終わる頃には疲れ果てているので、こういうのが一番好きです。
続編も製作しているらしいので、楽しみ。
ちなみに、別キャラのハードモードのラスボスが、何回やっても何回やっても倒せないよー状態で、それだけで何時間もやるはめになりました(;´Д`)
このレビュー書いた後になんとか倒せたのですが、倒したときの達成感は過去最高。
ゲームでこんな興奮したのはじめてかもしんない。
というわけで、自分の中では神ゲー認定出しときますヽ(´▽`)ノ
はじめまして、naveと申しますー。
ふらっと覗いてみたら
やってみようかと思っている
女装をはじめ、
ドラクエや悪魔城、Fateといった
ゲーム関連の話題がいっぱい、さらには
参考にしたい絵描きさんということで
衝動的にコメさせていただきましたw
ギャラリーオブラビリンスは悪魔城以外の
絵の世界もあって文句なしのボリュームで、
過去の曲も新規の曲も名曲ぞろいでした。
これからも楽しく読ませていただきますー^^
女装も講座を参考にさせていただきますw