ゆきにゃんのキン肉マン・超人紹介情報です。
超人紹介第2回。
今回はテリーマンです~
シングルマッチは2勝1敗3引き分け。
ですが、ラーメンマン戦は反則勝ちで、ロビン戦は足を痛めて試合を出来る状況ではなかったため、まともな試合で言えば、1勝3分けです。
まさしく、引き分け超人。
まぁ、キン肉マン戦もまともな試合とはいいがたいですけど。
上で書きましたが、ゆきの持つテリーマンのイメージを一言であらわすと「引き分け専門超人」。
それこそ、フェニックスと戦っても引き分けそうですし、レオパルドンと戦っても引き分けそうです。
ただし、あくまで「誰かのために戦う」という状況限定で。
テリーマンは、自分のために戦えない超人で、自分のために戦うと、ろくな目にあわないです。
第1回超人オリンピックではキン骨マンに銃で撃たれるアクシデントがありましたし、第2回では子犬を助けて失格するというアクシデントがありました。
タッグ編では、ニューマシンガンズとして出場し、ジェロニモに足を引っ張られて悲惨な目に。
この辺は、テリーマンの役どころに問題がありそうです。
主人公の古くからの親友で、正義超人一の実力者といわれるテリーマンは、噛ませ犬にしにくい存在だったようで。
トーナメント戦で彼を敗退させてしまうと、彼の株が落ちてしまうため、扱いに困った作者は毎回テリーに災難をふっかけて、戦えない状況にしてしまいました。
それが、まともに勝った試合が少ないという一面を作り出し、結果的には株を落としてしまっているのが皮肉な話。
ともかく、作中の都合もあって、テリーマンが自分のために戦おうとすると、必ず災難をふっかけられてろくな目に合わない傾向があります。
二世でのテリーは、自分が勝つよりキン肉マンが勝つほうが嬉しかったという奥ゆかしさを持つ人物として描かれていますが、おそらく、自分のエゴで戦うと毎度のように災難がやってくるので、もはや諦めの境地に達していたのだと思われます。
そういう意味では、実力を発揮し切れなかった不幸な超人になるわけですが、実際のところ、実力はどうだったのでしょう。
どうにも、技が地味すぎて、弱い印象があるテリーマンですが、ゆきはテリーマンを作中でもトップクラスの実力者としてみています。
もちろん、使命感を帯びて戦う状況限定ですが。
テリーの強さの秘密は、基本能力の高さと、キン肉マン並のタフネスと、他に類を見ない精神の強さです。
基本的に、テリーマンのファイトスタイルは、キン肉マンと同様に受けのスタイルなのですが、彼はキン肉マンよりも、さらに受けに特化したスタイルだと思います。
相手の必殺技を全てくらっても、KOされない限りは負けない。
こちらがどんなに地味な攻撃しかなくても、自分がKOされなければ負けない。
これがテリーマンのスタイルでしょう。
魔雲天戦でいえば、テリーマンがまともに出した大技はブレーンバスターだけです。
それまでは、適当にパンチを繰り出して相手の体力を削っていただけ。
スピニング・トゥ・ホールドも不発でした。
それでも、自分がKOされない限りは負けないというのがテリーの本質。
どんなに攻撃をくらっても「オレはまだ死んじゃいないぜ!」とか「お前なんかに負けられないんだよ!」とか、無茶苦茶な理屈で復活。
それこそ、100トン戦で全身の骨をくだかれても平気で動いてました。
こんなタフな超人、他にいません。
こんなのに勝つのは、まともにダメージを受けない悪魔将軍でもない限り無理です。
そのうち、相手のほうが根負けしてしまうでしょう。
モーターマン戦はふがいない姿をみせていましたが、おそらくあのまま戦っていれば、異様なタフさをみせて、長期戦でモーターマンをマットに沈め、それを確認して緊張の糸が切れて自分もダウンして引き分け、という結果だったんじゃないかなと。
これを可能にさせているのが、基本能力の高さです。
2つに分裂した100トン(つまり50トン)をあっさりと持ち上げる身体能力は、最強。
それだけ基本能力が高ければ、このスタイルでも負けないのも納得。
そして、このタフさを支えているのが、精神的なタフさ。
アシュラマン戦では、アシュラマンの腕を2本折ったかわりに自分の両腕が使えなくなったというのに「これでアシュラバスターは使えなくなった」とか、極度のポジティブ思考です。
さらには、バッファローマンに腕を借りようという無茶苦茶な思考にたどりついたり、まともな神経じゃこんなこと出来ません。
100トン戦で全身の骨をくだかれたというのに、100トンを倒すためのアイデアを思いついたり、この精神力の強さは並じゃありません。
タッグ編決勝では、キン肉マンが生死不明なのに、冷静にアポロンウィンドウの推理をしています
精神的に参ることといえば、グレートになって、自分のスタイルを見失っているときや、キン肉マンを裏切ってジェロニモをパートナーにしたことくらいで。
対戦相手に関することで諦めかけることは、ほとんどないように思えます。
ロビンがすぐに試合以外のことを考えてしまったり、ラーメンマンが試合を諦めて援護射撃に徹するのに対して、テリーマンは両手を失っても、全身骨折しても、相手を見据えてやる気満々です。
アシュラマンに「オレにアシュラバスターをかけろ!オレ1人の命でみんなが助かるなら」と言っているときですら、「バッファローマン!オレに両腕を!」とか言い出して、全然あきらめてません。
それどころか、100トン戦では痛めつけられて「嬉しいんだよ、リングに帰ってこれたことが」とかいう始末。
根本的にマゾのようです。
ということで、テリーマンは実は相当な実力者ではないでしょうか。
まぁ、強い相手でも弱い相手でも地味に戦って、結果的に引き分けに至るスタイルなんで、全然強そうに見えないんですけどね。
さて、テリーマンといえば、特徴的なのはシューズのヒモが切れたり、左足が義足だったりすること。
左足の義足は、もう普通の足と全然かわらない扱いで、執事さんが「さいわい、ぼっちゃんは足の付け替えが自由」とかいう、とんでもない発言をしています。
どんな足なんだと。
こんな技術あるなら、ブロッケンの右腕もつけかえ自由の義手にしてあげればよかったのに(´Д⊂ヽ
あと、タッグ編決勝のマシンガンズ復活は、誰がどう見ても反則ですよね。
それなのに、なぜか肩の星があるだのないだのという、わけのわからない話に。
ネプさんの完璧な理論、わけわからなさすぎです(;´Д`)
そんなテリーマンですが、「テリー一族は筋肉がつかないから、テキサス魂で戦え」というキッドへの教育は間違っていたと思います。
自分が、実は重量級キラーだったということを忘れてるんだろうなぁ(;´Д`)
やっぱテリーといえばコレ。
「シューズのヒモが!」とかお約束のシーンあり、「苦楽をともにしてきた仲間だからこそ、命をすてることができるんじゃないかー!」などの名台詞あり、ブレーンバスターを決める見せ所ありの名勝負。
このころはテリーマンが好きだったと思うのですが、話が進むにつれ地味さが目立ってしまい、あんまり好きじゃなくなっていった記憶があります。
後半のテリーは子供受けしなさそうですよね(;´Д`)
あと、これ以外の試合が微妙なものが多いというのもあり。
タッグ編はともかく、100トン戦もアシュラマン戦も他力本願でしたし(;´Д`)
彼には永遠のナンバー2の称号が良く似合います
彼の最後まで諦めない姿勢はお互い見習っていきましょう
よくナンバー1よりナンバー2とか言いますよね。
実力者があえて脇役に徹するというのも、
かなりの渋みがあってそれはいいものです。
しかしキッドの方はなんか違うような。