ゆきにゃんの中村紀洋情報です。
どんどん迷走を続けて、本当に行き場のなさそうな中村ノリの話題の続きです~
前回のあらすじ。
中村ノリは2006年、手首を傷めて、それでもファンのためということで出場し、ひどい成績だった。
シーズン終了後はリハビリを続けるノリさん。
交渉前に出てきた話が、公傷扱いをしろとい話。
お金じゃなく、安心して野球が出来る環境を要求していました。
この時点で、暗に、「公傷扱いにして年俸下げるなよ」といっているようなものです。
のっけから矛盾全開です。
そして、12/12に代理人同伴で交渉開始。
ちなみにこの代理人の名前は「茂木立(もぎたて)仁」。
逆転裁判にでも出てきそうな名前です。
モギタテくん。
このときに「公傷はダメ」といわれて、「安心してプレーできない、冷たすぎる」と発言します。
しかし、試合に出てる以上は、手首の件はいいわけできないと思います。
試合に出ている以上、どんな形でもいいから結果を出すのがプロ。
阪神の金本選手なんかは、骨折しても片手でヒットを打つという無茶をしていました。
骨折した後、打率が上がったくらいです。
中村ノリも、打率2割8分くらいはいったけど手首ケガしてたからホームランは少なかった、みたいなカンジなら、見ている側も「まぁ頑張ってくれたし」とエールを送ったと思います。
大体、移籍1年目で打率2割3分で公傷も何も無いような。
ケガしてなくても、たいした成績残せ無さそうと思われて当然です。
もう、この時点で何かがおかしかったのですが、普通は途中で気付くか、諦めるかするんですよね。
最後までこのまま突っ切るノリさんは、本当に男らしいね!
ちなみに、その3日後のノリさんの嫁さんのブログの内容。
何してるんだ、ゴルフなんかしてないでトレーニングしろ!
その後、年内は具体的な金額提示なしでモギタテ弁護士が交渉を続けます。
「スター性を考慮して欲しい」という中村ブランドの評価を求めたりしますが、ここ数年ろくに活躍していない選手にブランドも何も無いというのが、大多数の意見。
本人だけは、中村ブランドを信じきっていました。
何年前の話ですか、ソレ。
そして、2007年1月5日。
60%減の8000万を提示されて、あまりのショックにスピード違反(19キロオーバー)で検挙 。
端から見ると妥当な金額に見えるんですが、ノリさんにとってはあり得ない金額に感じたのでしょう。
この裏には、同じような成績だった清原選手が現状維持だったという出来事もあったんでしょうね。
清原選手も、ケガでさっぱり出られず、泣かず飛ばずな成績でしたが、なぜか「実は2年契約でした」とか今更になって言いだし、現状維持で更改。
「後付じゃないのか?」という怪しさ爆発でしたし、ノリさんに「清原さんが現状維持ならオレも」という考えがあったのかもしれません。
逆に言うと、ノリさんを擁護するには、清原選手の話を出してくるしかないわけですが。
あまりの交渉難航具合に、1月9日の第5回交渉でモギタテ氏が退団を申し入れし、オリックスはそれを了解。
この時点で、退団決定かという雰囲気でした。
しかし、ノリさんは、その日にあわてて記者会見を開き、退団を否定。
「オリックスでのプレーを考えて交渉しているが、球団が(退団と)いうなら他球団を探す」
「(私の)わがままと世論は見るだろうが、そうじゃない」
「ボクはどうなるんですかね。(合併前の)近鉄は、もう少し選手のことを思ってくれる球団だった」
これに対する球団の反論。
「何言っているのか不明」
ごもっとも。
「ボクはどうなるんですかね」といわれても、知らん。
どう見ても、自分のダメさを棚に上げて、大幅減俸はルール違反だ公傷を認めろといっているワガママでしかありません。
でも、ノリさんの脳内では違うみたいで。
ちなみに、この記者会見では、ノリさんの隣に座ったモギタテ氏は、ノリさんに対して「お前、言ってること違うだろう」というカンジの、ものすごくイヤそうな視線を投げかけていました。
このゴタゴタの2日後の11日には、翌日に自分が出て行って最終交渉をすることを発表。
その前日の10日に清原から「頭を冷やせ! 今年も一緒に野球しよう」と、残留説得の電話があったという背景もありました。
10日に電話があって、11日に交渉を決定、翌日に最後の交渉をする。
誰がどう見ても、この電話で説得されて8000万で折れましたというシナリオに見えました、そのはずでした。
しかし、11日のノリの発言は、まだカンチガイしたまま。
「選手の同意なしでの減額制限を超える年俸ダウンはルール違反ではないのか?球団は交渉を打ち切ると言う。僕も明日をリミットにするつもりです」
「日本中、どこでもいい。手を挙げてくださった球団のために力を尽くし、優勝に向けて必死で頑張る。年俸はいくらでもかまわない」
「実戦カンが鈍るのが心配ですが、バッティングセンターで打ち込んで、プロ野球中継を見てボールへの目慣らしは続けます。データ研究もします。どんな状況になっても僕は野球はやめません」
もう、わけがわからない。
年俸はいくらでもいいといいつつ、減額制限を超える年俸ダウンは納得できない。
オリックスはもうイヤだけど、日本中どこの球団でも行く。
さすがノリさん、常人には理解できません。
そして、そのまま交渉に行って、見事に決裂。
違う意味で中村ノリブランドが輝きを発揮するのでした。
というわけで、交渉決裂後のノリさんの軌跡は、次回以降ということで。