ゆきにゃんのデスノート映画情報です。
作者が逮捕されたとき「ライトのせいで捕まった」とか、狙いすぎな見出し作られたり、原作ラストがビミョーだったり、アニメ化されたけど「不評な第二部も放送しちゃうんだろうか」とか変な心配をしてしまったり、いろんな意味でまだまだ話題のデスノート。
その話題の中でも、やっぱり中心は、4ヶ月ほど前に前編が公開されて、先日後編が封切りされた、実写映画版。
先月末にテレビ放送された前編を見て、きっちり後編もみたくなってしまったので、見てきてしまいました。
ちなみに、後編みたくなったのは、前編ラストでLがポテチを食べながらライトに会うシーンの影響だったり。
あのシーンは原作をうまくアレンジしてて痺れました。
それにしても、封切り直前に前編放送は上手いですよね。
すっかり術中にはまりました(笑
そんなわけで、本日は「デスノート the Last name」の感想です~
ネタバレ部分は文字反転しないと見れないようにしてますので、ネタバレはいやんという方も、興味のある方は読んでみてくださいまし。
関係ないですけど、今週は二世が休載でしたので、今週の二世はなしです。
全体的な感想としては、原作のいらない部分をカットして、見たいとこ=デスノートの本分であるLとライトの頭脳戦をメインに見せてくれてるカンジで、かなりよく出来てました。
導入は前編ですでに終了していることもあって、序盤から話をガンガン飛ばしてくれてるカンジで、面白かったです。
さくらテレビに車でつっこむシーンもなかなかの迫力でした。
Lとライトの演技もすごくよかったです。
前編ではあまり登場しなかったLですけど、後編では主人公といえるくらい登場しているので、Lファンのゆきとしては満足。
Lはほんとにいいキャラしてます~
ミサは、演技がもうちょいよければなぁとは思うけど、金髪にこだわらなかったのは良かったと思うです。
実写で金髪にしてたら、多分浮いてたと思います。
あと、高田清美役の片瀬那奈の美脚が印象的でした。
いいなぁ美脚、うらやますぃー(笑
リュークやレムの登場シーンはほどほどに抑えられてましたけど、実写としてはコレも正解と思います。
あんまりCGの死神が出すぎると、チープになると思うんで。
「原作にはない、衝撃のクライマックス」に関しては、たぶん、原作読んだ人が「原作と違うラスト」と言われて予想する範囲内。
おそらく、デスノファンの大半が、こっちのラストの方がイイと感じると思います。
以下、軽度のネタバレ感想。
全体の構成に関するネタバレありですけど、1つ1つの場面に関するネタバレとかは無いです。
どんなカンジかなーと興味ある方は、若干のネタバレあるのを覚悟でどうぞ。
もう1つは、ヨツバ編を大幅カットしてアレンジしたところ。
アレはアレでLやミサのキャラ萌えで好きなんですけど、話としては必要性は低かったですし、あのままやると中だるみしすぎなんで、時間を短くおさめられるようにアレンジしたのは大正解。
最後に、ラストの展開は原作ファン…というか、ぶっちゃけLファンの多くが望んだ展開だと思います。
あきらかに、こっちのほうがスッキリしてます。
原作ファンから評判いいのに納得。
☆悪い点
若干の矛盾がある点や「ここまでするだろうか」という点はあります。
もっとも、原作のYB倉庫に比べたらかわいいもんなので、問題なし(笑
一番気になったのは、結局、前編で死んだオリジナルキャラの詩織は、あれだけだったというか。
原作どおりミサが彼女になるわけで。
周りから見た場合、愛する彼女がキラのせいで死んで、仇をうつために本部に入ったのにもかかわらず、そこからたいした期間も無く、別の彼女作るのは不自然な気がします。
そういう意味で、詩織はいらなかったというか、いないほうが自然だったなと。
前編だけなら、アリだと思うんですけどね。
他に敢えて言うなら、Lとライトの殴り合いが無いことや、Lとライトが形式上とはいえ友達として入ったわけではなかったため、その辺のドラマが薄くなってしまったこと、テニスのシーンが無かったこと、でしょうか。
でも、原作全部再現しろというのが無茶なので、それは仕方ないですよね。
以下、重度のネタバレ感想。
見る予定ない人や、すでに見た人以外は見ないほうがいいと思います~
☆ラストのシーンは、ある意味「思いどおり!」
連載当時、Lがレムに殺された後、必死にLが生きている可能性を考えたものです。
まさかあそこで死ぬわけが無い、きっとライトが泡ふく展開が待ってるはずだ、と。
その予想ははずれて、結局Lが死んで第二部という展開だったんですけど、映画では予想どおりの「あそこで死ぬわけが無い、ライトが泡ふく展開」が見られて満足です。
結局、Lがノート使って、自分の名前を書いて「23日後に死亡」にしていたという、自己犠牲で生き延びるんですけど。
原作のL死亡シーンをきっちり再現しつつ、その後、実は生きてますという展開が見られたことに満足です。
やっぱり、物語として、Lがライトに勝って終了というのが、一番きれいにまとまると思いますし、ライトの敗北も、こちらの方が受け入れやすいですからね。
原作ファンがのぞんだラストと思います。
このアレンジは大正解。
☆父親がライト=キラということを知ってしまう苦悩を描いていたこと
原作では実現されなかったシーンであり、これもまた原作ファンの見たかったシーン。
原作では人間ドラマは極力排除という形で進んでいましたが、映画ではそいういう点も盛り込んでいたのがよかったです。
☆ライトが原作どおり、最後は切れ端であがこうとするのは理解不能
Lにはデスノートは効かないんだから、切れ端使っても無駄ですし、リュークにお願いしても無駄なんですよね。
まぁ、あのシーンは、そもそも原作からして、名前書いても40秒待たないと死なないから無意味だったわけで。
ライトが狂っちゃったとか、天才でも追い詰められるとアフォになるとか、そんなかんじでしょうか。
それにしても、改めて思ったのが、やっぱりデスノートあったら使いそうだよなぁと。
ゆきは、真っ先に某国の某人の名前を書きそうな気がしますw
必殺シリーズなどに通じるものがあるというか、人間誰しも「法で裁けない悪に天誅を与えたい」という願望がありますからね。
キレイごとで否定するのは簡単ですけど、人を殺したのに、のうのうと生きてる連中がいたら抹殺したくなるのが人情です。
そして、自分のことは棚にあげるのが人間。
もちろん、ライトのやったFBI殺しとかは最悪ですけど、現実問題、自分がノートを持ったら、同じことをしそうな気もします。
法で裁けない悪に天誅を与えて、自分を否定する者を抹殺…やりそう。
この辺がデスノートの怖さであり、ライトの思想そのものは賛同できますけど、抹殺を繰り返すライトの歪み方はちょっと…みたいな、微妙な点が面白さの1つですよね。
その辺りの面白さが、デスノートというマンガのヒットした要因なんだろうなと。
ともかく、原作の第二部でガッカリしちゃった人とかも楽しめると思います。
前編を見てOKだった人や、予告編を見て気になった人にはオススメです~
これぞデスノートといった、非常にテンポの良い展開でよかったです。
細かく感想書くとネタばれになっちゃうので伏せますが、
ファンが望んでいた展開にしてくれたので大満足でした。
ただ、前編であったエンドロール後のおまけが無いのが少し残念ですね。
デスノートの最大の魅力に関しては、ゆきにゃんのお説の通りだと思います。
ところで、記事とあまり関係ない(^^;)アニメのほうなんですけど、
映画がきちんと作ってくれたので、こちらの方もスタッフの裁量で変更すれば
いいかも?と考えてしまいました。
例えば記憶喪失から回復した後も、まだ演技で世間を欺き続ける月を探るために
エルが後輩のメロニアを呼び寄せて使うがメロが暴走して……
とやれば上手く収まったり?するでしょうか(笑)
映画はLが月に勝つと言う、月でも世界のトップには勝てなかったと面白い作品になったと思います。まあ、メロとニアまでもが実写になったらかなりイメージが崩れそうだし話も長くなるだろうからthe last nameはよくできてると思います。