ゆきにゃんのキン肉マンゲームレビュー情報です。
先日発売したPS2の肉ゲー、マッスルグランプリMAX。
さっそくプレイしましたので、レビューしちゃいまーす。
これみたら、ものすごい面白そうに見えるんですけどねぇ(笑
後述しますが、トレーニングモードがないのは本当に致命的。
これだけで、評価がガクンと落ちてます。
あと、声の件とか、不満もチラホラ。
特筆すべきなのは、7人の悪魔超人編、悪魔六騎士編をストーリーモードで完全再現している点。
悪魔超人全員が使用可能です。
ステカセキングやスプリングマン、魔雲天などのキワモノが使えるというのは大きいというか、それがこのゲームの全てでしょうか。
そして、もう1つ大きいのは、スグルの声が神谷明さんなところ。
前に出た肉ジェネではピッコロ声でしたが、今回はきっちりアニメと同じ声です。
あとは、ストーリーモードがある点。
あんまり意味がないのですが、選択できる場面が多く、六騎士編などは、好きな順に攻略も可能。
原作を再現しないと、きっちりしたストーリーが出てきませんが(;´Д`)
それから、各キャラはかなりマニアックな技まで再現されているのも良い点です。
テリーマンは2Pカラーがグレートだったり、必殺技のローリングソバットは、はぐれ悪魔戦で見せた体勢を崩すものだったりと、なかなかのこだわりです。
最後に、初代キン肉マンのオープニングをCGで再現してるところ。
これは無駄にうれしいですね。
本来ならプリプリマン他、本編未登場超人がスグルと戦うはずなんですけど、相手が悪魔超人になってました。
当然といえば当然ですし、よく知らないどこぞの超人よりかは、こっちの方がよかったと思います。
まず、トレーニングモードがない点。
この手のキャラゲーって、とりあえず全キャラの必殺技は極力見たいわけで。
あの技はどんな風に再現されてるのか、というのが楽しみの1つだと思うのです。
ですが、トレーニングモードがないので、それがすごく面倒になってしまっています。
また、鉄拳やバーチャ系なので、技がかなり多いので、使える技を見極めるのも一苦労なわけで。
CPU戦だと、相手も攻撃してくるので、落ち着いて技の練習してられません。
で、仕方ないので、2P対戦モードにして、技を見たり練習したりするしかないわけですが、これがまた面倒で。
倒れたときに起き上がるのにボタンを押す必要があったり、位置調整するのも面倒だったり、ダメージ値が見れないので、よくわからなかったり。
3D格闘特有の1つ1つの技のダメージ量が多いシステムなので、コンボの練習しようものなら、すぐに相手をKOして落ち着いて出来なかったり。
トレーニングモードがないだけで、かなり評価が下がってます。
なんで、こんな肝心なのつけなかったのか謎。
これがないと、やりこむ気になれないので、対戦ゲームとしてみると中途半端になってしまってる印象。
あと、もう1つ悪い点として、キャストがビミョーな点。
初代アニメのキャストがいいとは言い切れないというか、ぶっちゃけミスキャスト多かったとは思います。
ロビンマスクの声は太すぎで、むしろ王位編のアニメの方があってたと思いますし、悪魔将軍の声も威厳はあるものの、異様にしわがれてて違和感でした。
でも、なんというか、再現するつもりがあるのかないのか、中途半端なんですよね。
たとえば、黄金のマスクの声はアニメの悪魔将軍の声なんですけど、悪魔将軍の声はオリジナルです。
黄金のマスクの声は再現してるくせに、なんで同じ声のはずの悪魔将軍を別キャストにするのか、わけがわかりません。
あと、サンシャインの声は初代を再現してる割に、初代ではサンシャインの声と同じだったバッファローマンが2世基準に。
どーせなら、バッファローマンも、あの声にしてくれればよかったのに…
その割に、ウォーズマンやアタルは初代アニメの人選で、なんだかとってもどっちつかず。
一番許せないのが、ミートの声が2世基準なところ。
2世ミートの声でオープニングの「○○○の巻」とか言われても、違和感を感じるだけです。
「○○○の巻」は、松島みのりさんの甲高い声でこそ価値があり、懐かしく感じるものだと思います。
2世のミートは役どころ的に万太郎に指導する兄貴分に近いカンジで、雰囲気的にもはや別キャラなんで、初代と違うかわいくない声でも、さほど違和感はなかったのですが、初代をあの声でやられると違和感だらけ。
他は仕方ないとして、スグルとミートの2人だけは、初代の声じゃないといけないと思います( ´・ω・`)
あと、どーでもいいですけど、ミスターカーメンの声が聖闘士星矢のデスマスクと同じなせいか、ミスターカーメンのダウン時のセリフが「うびゃああああ~」としか聞こえませんでした(;´Д`)
…ほんとに「うびゃあ」っていってたりしないだろうなぁ(;´Д`)
いや、別に悪いところというわけじゃないんですけどね、コレは。
それから、隠しキャラの出現条件がやたらと厳しいこと。
特定キャラ6人で難易度ノーマル以上でノーコンティニュークリアとか無理です。
諦めました(;´Д`)
ラスボスの悪魔将軍、やたら強いですし、トレーニングモードないから練習しづらいし(;´Д`)
ストーリーモードの再現具合もビミョー。
音楽が単調すぎだったり、口パクがないので、ほとんど止め絵にかんじたり、仕方ないにしろ、はしょりすぎで中途半端だったり。
登場キャラは文句なし。
悪魔超人総登場というのは、やってくれたなというカンジ。
「○○を出して欲しかった」というのはあるにしろ、個性派揃いの悪魔超人を全員揃えてくれたことに拍手。
総じて、「スプリングマンとかジャンクマンとか使ってワーイ」というカンジのゲーム。
あんまり深いこと考えずに、肉世代同士で対戦すると、そこそこ楽しいでしょう。
コンボ開発とか、隠しキャラ全員出そうとか、声が違うとか、そーいう深いことを考えようとすると、不備の多さに嫌になってきます。
ひととおり遊んで売ってしまうくらいの気分でやるといいかも。
せめて、トレーニングモードと、隠しキャラの出現条件緩和さえしてくれれば、もっと評価も上がったと思うんですけどね…
>一番許せないのが、ミートの声が2世基準なところ
肉ジェネでもそうだったけど、ゲームスタッフは松島みのりにミートの声を打診したが、「もうミートの声が出せない」と断られたので二世の方の声になっただけ
ちなみに肉ジェネのスグルの声も神谷に打診したけど、その時は喉を痛めていたってことで、ピッコロの声になった
本人が断ってるんだから許せないと言っても仕方ないんだよ
これからもキン肉マンのゲームが出ても、ミートの声は本人がやらないと断ってるんだから、初代の声にはならない