ゴスロリで原宿をお散歩してきました

　前回の予告どおり、おともだちとゴスロリで原宿を練り歩いた日記です。
　ちなみに、実はコミケ前とコミケ後で２回やってしまっているんですが、簡略化のためにまとめます。

　とりあえず、どんな格好だったかを、記念に撮ったプリクラで紹介。

　さて、女装でほっつき歩く時点で異常なのに、なおかつこの格好で歩き回るなんて、狂気の沙汰以外の何者でもないわけで。
　そういうことをしていると、普段は絶対起きないような変なイベントが起きてしまいます。

・その１

　この格好で原宿のゴスロリショップなどを見て回るなら、店員もそんなんですし、まだいいのです。
　でも、やっぱりそこに辿り着くまでの過程があるわけでして。
　具体的に言うと、この状況で電車に乗ってないといけません。
　そのへんを歩き回って、奇異の目を集めるだけなら何十分も見つめられることはないのですが、電車待ちの時間や電車に乗っている時間は逃げようにも逃げられません。
　まぁ、多分普通の人はかかわりたくないんで、目をあわしたくないから、じろじろ見られることはないんですけど。

　でも、そういうおかしな状況になると、まれに絡んでくる人がいます。
　というわけで、２人で電車待ちしてるときに、変なおじいちゃんに絡まれました。

「お前らな、人生考え直せよ」
　痛すぎます。
　でも、もうとっくの昔に手遅れです。

「好きでやってるんやろうけど…若いんだから」
　むしろ、何かの罰ゲームに見えそうなんですけど。

「お前ら、もう処女も失ってもうたんか？」
　( ﾟДﾟ)ハァ？

　ほとんどセクハラじじいとか勝手に水商売と勘違いしているみたいとか、お前も人生考え直せよとか、色々とつっこみどころはあるわけですけど。
　それ以前に、失うような処女なんて最初から無いです。
　このデムパおじいさん、ゆきのことを完全に女と思ってしまっていたようです。

　いっそ、無くす処女なんて最初から無いんじゃボケとでも言ってあげようと思いましたが、相手にするのも鬱陶しいので、とっととその場から立ち去っちゃいました。
　まぁ、疑う余地も無く女と思っていたらしいことだけは判明、やったね！

・その２

　ロリータファッションがたくさん売っている、ラフォーレ原宿で楽しくショッピングをしおえて、出ていこうとしたときのことです。
　なんだか、呼び止めてくる２人組がいました。

　こんな格好でうろつきまわってるアレな人に話しかけて来るなんて、すごい人たちだなと内心思いつつ、対応してみると、写真を撮らせて欲しいとのこと。
　冷やかしかと思いきや、どうも「スペインで創刊される雑誌に日本のファッションの紹介記事を書くので、それに使うために写真を撮らせて欲しい」ということだそうで。

　やったね、世界へ進出だ！
　これからは世界のネカマアイドルだね！
　てーか、まさしく日本の恥です。

　ともかく、雑誌の記事に載れるなんてことはそうそうないわけですし、どうも向こうはゆきのことを完全に女と思っているらしいですし、せっかくだから撮ってもらっちゃいました。
　その際、女性の方に「かわいいですね～」と言ってもらえました、やったね☆
　なんかもう、悟りを開くとかそーいう次元を超越してきてるな、自分。

　ちなみに、１人１人撮ってから２人で撮ってもらったのですが、黒キュアお友達の方は、ゆきがすぐさまポーズを決めたりすることに感心しきりでした。
　撮られなれていると、こーいうときに役に立つみたいです。
　まぁ、こんな格好で練り歩かないんで、こーいうときがあること自体が異常なんですけど。

　ともかく、なんだかんだで、やっぱり雑誌の人に声をかけてもらって撮影していただいたのは嬉しかったですヽ(´▽｀)ノ

　そんなわけで、ゴスロリを着て練り歩くと、全く違った世界をみることができます。
　いや、やっている時点で別の世界の人間なんですが、もう面白いようにネタになるイベントが多発してきてステキです。
　また機会があればゴスロリで練り歩いてみたいなと思いつつ、ゴスロリ漫遊記、これにて終了です。

　ちなみに正直な話、はじめてゴスロリで歩き回るのより、はじめて女装で外を歩くよりも、はじめてイベントで女装する方がしんどかったです。
　イベントで女装しているせいで、免疫がついちゃったようですね。
　悪く言えば、どんどん痛い子になっていってるわけですが。