ゆきにゃんのゲームレビュー情報です。
あまりに更新しなさすぎで、テキストの書き方が思い出せません。
ともかく、前にやるといったまま投げっぱなしだった、ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説のレビューをしてみます。
前回予告しておいてなんですが、実は超サイヤ伝説は、他のシリーズに比べてやりこんでないので、あまり詳しくは書けないわけですが(汗
さて、この「超サイヤ伝説」はSFCで発売されたカードバトルのRPGで、ラディッツ編~フリーザ編までのストーリーを再現しています。
このゲームの最大の特徴といえば、やたらと多いバグ。
とりあえず迷惑なのだと、途中で仲間になってたはずのベジータが突然消えたり、普通にフリーズしたり。
嬉しいものだと、ナメック星に行く前に戦闘力が数百万にアップしたりと、もはやバグの詰め合わせ。
そんなバグだらけのこのゲームですが、バグに遭遇せず、なおかつ長い戦闘に耐えられて、さらに異常に高いエンカウントと、全然地形が見わけがつかないナメック星が苦にならず、ドラゴンボールへの愛があふれていれば、なかなか楽しめます。
なんかもう無茶苦茶な条件ですが。
ストーリーは、ラディッツ戦→ナッパ、ベジータ戦→ナメック星編で、ゲームの大半をしめるのがナメック星の探索。
おかげで、悟空もピッコロも序盤と後半しかつかえません。
仕方ないといえば仕方ないんですが、弱い連中だけで頑張りつづけないといけないのは、なんだか悲しいものが。
ちなみに、ゲーム終盤は戦闘力10万ほどのザコが平気でフィールドに出てきます。
ギニュー特戦隊の存在価値って一体。
まぁ、こいつらは、イベントで戦闘力が190万になったピッコロさんに一撃で屠られる運命なので、やっぱりザコなのですが。
さすがドラゴンボール、インフレしすぎでゲームバランスもへったくれもありません。
まぁ、よく言えばインフレ加減を見事に再現しているんですが、あんまりすぎです。
その他、注目すべきは界王拳のシステム。
手札が必殺技カードのときに選べる必殺技で「界王拳」をえらぶと、手札の攻撃力(1~8)とレベルによって界王拳の倍数が決まり、戦闘力が飛躍的にアップします。
非常に上手く表現しているのですが、逆にいうと、手札に必殺技が来ないと悟空はザコに成り果てることに。
ギニュー戦は、原作どおりに最初は悟空が1人で戦うのですが、必殺技カードが一向に出てこないと、ギニューになぶり殺しされそうになってしまいます。
必殺技カードさえ出れば余裕なのですが、出て来ないようだとギニューに全く歯がたたないので、祈りながら必殺技カードが出てくるのをまつはめに。
こんな悟空、イヤだ。
あと、印象的だったのは、原作にもあったナメック星でベジータと出会ってしまい脅されるシーン。
ベジータの戦闘力は3万ほどで固定なのですが、こっちの戦闘力が数百万あろうとも、ベジータの言うとおりにするはめになります。
いいから、こんなヤツ殴り殺してしまえよと思うのですが。
ちなみにFC版の激神フリーザでは、こちらのレベルにあわせてベジータの戦闘力も高くなるので、戦闘力90万くらいあるベジータがギニュー特戦隊に本気でびびってるという、これはこれで無茶苦茶なシチュエーションに。
いやまぁ、レベル上げすぎなんでしょうけど。
それから、最後のフリーザ戦は、誰かが死ぬと悟空が超サイヤ人に変身します。
まともに戦うと面倒ですので、手っ取り早く勝つために誰かを生贄にすることになります。
悟空は「フリーザ!!きさまがころしたんだ!!」とか言ってますが、むしろザコキャラを生贄に特攻させた自分が怒られてる気分です。
ちなみに超サイヤ人のグラフィックは、髪型そのままで色が黄色いだけ。
泣いてもいいですか?
とまぁ、こんなゲームですが、これはこれでそこそこ楽しめます。
キャラの強さが戦闘力で表示されるのは嬉しいですし、グラフィックもなかなかキレイです。
なによりも、ドラゴンボールのインフレ具合を体感できるのは非常に楽しいです。
特に、終盤のクリリンたちは、本当に何の役にも立たないのがステキ。
レベルをマックスにすれば役に立ちますけどね。
界王拳を使わない悟空より戦闘力高くなりますし。
ちなみに、ピッコロと悟空はイベントでレベルがマックスになってしまいます。
正直こいつらだけでいいですし、クリリンたちはどーせイケニエなので、レベル上げはやるだけ無駄ということに。
まぁ、それはそれで、ドラゴンボールらしくていいかもしれません。