ゆきにゃんの東京ミュウミュウ・アニメ感想情報です。
今回のミュウミュウは「盗まれた夢、ラベンダーの甘い罠」です。
ちなみに、公式サイトで「夢の罠 ミュウミュウ最後の日」というタイトルで掲載されていたせいで、予告でもそう書いてしまいましたが、正式なタイトルは「盗まれた夢、ラベンダーの甘い罠」でした。
どっから沸いて出てきたんだ、ミュウミュウ最後の日って。
まぁ、サブタイトルの初期案か何かなんでしょうね…
ともかく。
今日もカフェミュウミュウは満員御礼。
赤坂さん、忙しいのはクリスマスまでって言ってなかったか( ゚Д゚)ゴルァ!
珍しくみんとも仕事をしていてへとへと。
しかし、いちごはバカップルパワー全開らしく、元気満々なのでした。
さて、負けてばっかのだめエイリアンたち。
それでも平気で彼らを使ってるディープブルーは、意外と寛大なのかもしれません。
それかよっぽど人材不足なのか。
というか、地球に来ているエイリアンたちって、やはり重大な任務ということもあって、精鋭揃いなんでしょうか。
忠誠心のカケラもないキッシュを使いつづけていたあたり、キッシュの能力はエイリアンでは最強クラスということなのでしょう。
エイリアン側をキッシュたちしか見ていないせいで、エイリアンたちは地球人と違って特殊能力があるものだと思ってましたが、どう見ても人材不足な現状を見る限り、そうでもなさそうです。
こいつらって、地球からみたミュウミュウのように、エイリアンの中でも何か特別な理由で能力に覚醒やつらなんでしょうかね。
とまぁ、そんな考えても答えの出ないであろう裏設定を考えるのはこの辺にしといて。
パイとタルトにこれ以上失敗を重ねるようでは、忠誠心と能力を疑わねばならないと圧力をかけるディープブルー。
良く考えると、キッシュって役に立ってないようで、ディープブルーを覚醒に近づけたというお手柄があるものの、パイとタルトってホントに役に立ってない気がします。
まぁ、キッシュの作戦もこの2人あってのものなので、そこまで言うとかわいそうな気もしちゃいますが。
ともかく、最後通告を出されたパイ、切り札として夢を操る能力をもつ新種のキメラアニマを使う決意、タルトも深手を負ったキッシュのカタキを打つべく気合満々なのでした。
で、そのキッシュはというと…
さすがにこれで死んだら話にならないだけあってしぶとく、深手を負いながらも生きていてました。
ビルのてっぺんから街を見下ろし、故郷の仲間たちを思い、地球をこんな姿にした人間たちを憎むキッシュ。
そして、自分の計画はカンペキだったはずなのに、地球に来てから今まで失敗続きなこと、いちごのことを思い出すのでした。
さて、例のバカップルはというと、初詣を一緒に行こうと約束して別れます。
そして、わかれた直後に現れたタルト。
いちごを上手く誘いこんで、植物のつるで恒例の縛りプレイ。
縛られたいちごの前に新種のキメラアニマが現れ、いちごを夢の世界へといざないます。
「へんっ、お前の夢はいただきだっ!!」
「ミュウミュウよ…いよいよ最後のときだ!!」
このときのパイの表情が凶悪でいいカンジです。
さて、カフェミュウミュウに帰ってくるいちご。
しかし、目つきが凶悪であからさまに偽者です。
その割には、バカっぷりは見事に再現。
見ていて、実はホンモノなんじゃないかと思えてくるくらいのいちごっぷり。
しかし、ケーキを食べた後、他の部屋に行こうとしたみんととれたす、ドアをあけるとラベンダーの花畑に吸いこまれてしまいます。
そして偽いちご、本性をあらわし歩鈴とざくろも花畑へ吸いこんでしまいます。
この花畑はいちごの夢で、ミュウミュウたちはいちごの夢の中へ吸いこまれたのです。
「ふっふっふ…わたしの夢の世界へようこそ…」
夢の世界へようこそ、ラリホー。
そして偽いちご、正体をあらしてキメラアニマに。
今回のキメラアニマはボディコン姿の馬。
このデザインは、悪夢を見せる夢魔ナイトメアは雌馬の姿であると言われているということからでしょう。
でも、理にかなったデザインとはいえ、馬面はやっぱりカッコワルイです。
つり目の偽いちごがカッコよかった分、余計に。
おどろくミュウミュウたちに、タルトのどあっぷと声が。
「こいつは自分の操る夢の持ち主に化けることが出来るんだ。
お前等をここに引きこむために入りこませたってワケだ。
ホンモノはぐっすりと眠っているぜ。
いちごが起きない限り、この夢から出られないよ。
ま、起きないだろうけどな。」
要約すると、死神13にスタンド攻撃されたミュウミュウたち、大ピンチということですね。
キメラアニマの夢枕攻撃…要は超巨大まくら投げに逃げ惑うミュウミュウたち。
ともかく変身して迎撃です。
しかし、相手は夢の世界を自在に操れるスタンド。
ミュウミュウの攻撃も、死神13の思い通りにされてしまい、難なくはねかえされてしまいます。
「いずれにしろ、ミュウイチゴにとどめをさせれば全ては終わる。
ミュウイチゴの夢とともに、東京ミュウミュウはこの世から全員いなくなる!!」
「だけど…これまでのお返しはしなきゃ失礼だからな…
とくにキッシュの借りは100倍…いや1000倍にして返してやるよ!!」
いや、余裕見せてないでさっさと殺せよと。
気持ちはわからないでもないのですが、こーいうことしてるから失敗するんです、こいつら。
さて、ミュウミュウたちは本当に手も足も出ません。
そろそろこの辺で終わらせようとするパイ。
そのころ、傷ついたキッシュ、この様子を遠くから知ります。
「いちご…あいつのせいだ…何もかも上手くいかなくなったのはあいつのせいだ!!
いちごォォォォ!!」
目が光って、激しく凶悪な顔になるキッシュ。
そして、とどめをさせようとするパイに割って入ります。
「こいつを壊すのは…ぼくだッ!!
いちご…起きるんだ…起きてこの僕をみろ…この僕を見つめろッ!!」
キッシュの激しい思いによって、目覚めるいちご。
ミュウミュウたちも夢から脱出。
ともかく、夢から脱出したミュウミュウたちの連携でキメラアニマ滅殺です。
「クッ…予想外の展開だ…あいつの強い感情がミュウイチゴを起こしてしまうとは…」
何をやっても上手くいかないパイ、 ちょっとかわいそうすぎです。
上手くいかなかったのはむしろキッシュのせいですし。
キッシュの心中、複雑というところでしょうか。
ともかく、傷ついた体でいちごに対峙するキッシュ。
「いちご…選びなよ。僕のものになるか…それとも…壊れるか」
どっちも嫌だ。
「お前が生き残るには、僕のものになるしかないのさ…!」
そういっていちごに攻撃するキッシュ。
しかし、深手を負った体ではまともに戦えず、いきなりダウン。
「言うことを聞けよ…畜生…
なんで…なんでいちごは…僕の思い通りにならないんだよ…なんで…いちごは…」
キッシュが変態だから。
ともかく、そういって完全にダウンするキッシュ。
「とんだ興醒めだ…」
「バカなやつ…人間にそんな感情をもつなんてさ」
こう言ってる二人も最終的には同じようになるんですけどね。
ともかく、自分の夢で仲間を傷つけたことに怒りをあらわにするいちご。
しかし、それを鼻で笑うパイ。
「ふんっ…だから…お前たち人類は自分勝手だっていうんだッ!」
「お前等だってキッシュを傷つけただろッ!!オイラたちだって、仲間のために戦ってるのさ!!」
思わぬエイリアン側の友情パワー。
「我々は1日も早くお前たち人類を地球から排除せねばならん…」
「故郷で仲間たちが待ってるんだ…」
「みっともないところを見せたな…次の勝負を楽しみにしている…」
そういって倒れているキッシュを掲げて去って行くエイリアンたちでした。
それを見たれたす。
「あの人たち…感情があるみたいです…わたしたちと同じ…仲間を思う気持ちが…」
今更何言っとんねん。
キッシュが散々「故郷の仲間たちが待っている」みたいなことを言ってたじゃないですか。
とはいえ、ここまでエイリアンたちの仲間意識が強かったのは、やはり衝撃。
「わたしたち…身勝手なんでしょうか…」
「人は愚かよ。わたしたちはいつも見つめていなければならない…
本当に大切なもの…本当に守らなければいけないものは何なのか…」
別のアニメみたいなセリフで締めるざくろさん。
最後にいちごがキッシュの名をつぶやいて終了です。
今回、エイリアンサイドの掘り下げが秀逸でした。
ただの悪役でなく、故郷の仲間を思い、自らの信念のもとに戦うエイリアンたち。
彼らの繋がりは想像以上で、タルトはキッシュを傷つけられたことが相当頭にきているようです。
傷つけたのは、どこぞから沸いて出てきた蒼の騎士でミュウミュウじゃないというツッコミは、この際置いときましょう。
ともかく、ただの勧善懲悪から一歩踏みこんだ展開で、かなり面白いと思っちゃいました。
このままエイリアたちを倒して地球を守れば、人間たちは救われますが、エイリアンの仲間たちは救われず。
かといって地球をエイリアンに渡すなんて出来るはずもなく。
両者の間に譲れないものがある悲壮感さえただよう戦いになってきました。
東京ミュウミュウなのに。
一体この展開をどうまとめるか、すごく楽しみです。
地球を守って終了な気がしなくもないですが。
次回は「二人は友達?歩鈴、危機一髪!!」
ネカマアイドルゆきは、東京ミュウミュウを応援しています☆