ゆきにゃんのキン肉マン2世・アニメ感想情報です。
今回のキン肉マン2世は「打倒フォーク・ザ・ジャイアント!」です。
「ヒトのため?みんなのため?甘ちょろいんだよ!!」
フォーク、戦車のようになって万太郎に体当たりをしようとします。
万太郎、上手くよけてフェンスに激突させようとしますが、フォークはフェンスをよじのぼり、上空から急降下。
「デンジャラスフォークリフト!!」
しかし、ジャンククラッシュをくらったロビン肉片想像図のように丸まって、なんとか交わす万太郎。
そんな万太郎に、フォークは罵声を浴びせ掛けます。
「お前はバカだ!!」
「バカとはなんだ!!」
「バカだからバカだ!!」
「バカだからバカとはなんだ!!」
どっちもどっち。
「そんなに傷ついて、悪行超人と戦ってなんになるんだッ!?」
「世の中を平和にするため…すべての人々を幸せにするために!!」
自信をもって答える万太郎ですが、すべての人々を幸せにするなら、お前に負けた悪行超人はどうなんだと問い詰めるフォーク。
戦いのあとに残るのは、遺恨と憎悪だけと話します。
しかし、自分は正しいことをやっているんだと反論する万太郎。
それに対し、フォークは、今あそこにいる男はお前が倒されるのを待っているんじゃないのか、といい入り口をさします。
そしてフォークが指差す入り口には、なんとチェックメイトの姿が。
フォークは、チェックが自分を叩きのめし、自分が育ったデーモンプラントを潰した万太郎を呪い、恨みすごしてきたんだろうぜ、と話します。
でもフォークさん、デーモンプラントを潰したのはサンシャインなんですけど?
突然現れたチェックは、ミンチの隣の席にすわり、試合を観戦します。
ひそかに、座っていた席をとられたセイウチン。
フォークは、チェックは万太郎が傷つく姿を見に来たんだと話し、万太郎に猛攻を加えます。
万太郎、何のために戦えばいいのかわからなくなり、めげそうになりますが、ミートの激励でなんとかたちあがります。
そして、万太郎、一気に反撃です。
「グロロロロ…よくもやってくれたな…オレの全身は憎むパワーに包まれてるぜ。」
フォークの額に憎の字が。
それを見て思わず、恨まれるのはイヤだとひるむ万太郎に対し、フォークは猛攻を加えます。
場外にふっとんで立ちあがれなくなる万太郎。
更に、フォークは鉄格子をちぎりとり、それで万太郎を殴りつけようとします。
しかし、なんとチェックが乱入し、フォークの攻撃を受けとめてしまいます。
「場外での相手への攻撃は反則でしょう。
あなたを見ていると、まるで昔の自分自身を見ているようだ。」
そんなチェックに怒りの罵倒を浴びせるフォークですが、チェックは冷静です。
「わたしはどっちの味方でもない。
わたしは、ただ場外乱闘の反則をしているあなたを見て、超人としていてもたってもいられなくなっただけ。」
さて、なんとか立ち上がった万太郎、チェックに話しかけます。
「チェック…お前はボクのことをさぞかし憎んでいるんだろうな…
もう少しで君の望みがかなうよ。ボクに残された道は、みじめに散っていくしかないんだろうな…」
弱気な万太郎ですが、チェックがすれちがうとき、チェックの声が聞こえます。
「がんばれ、万太郎。」
チェックがボクにがんばれといってくれた、と話す万太郎。
しかし、フォークはそんなものは幻聴だとののしり、猛攻をくわえます。
さて、チェックはというと、ミンチに万太郎にやられたときだけは、なぜか憎しみや恨みが沸いてこなかったと話します。
それは、万太郎がリングで相対したとき、あくまで同じ超人としていい試合をしようとする意識が強かったからで、試合を通じてチェックに伝わったんだと話すミンチ。
そして、それに頷くチェックなのでした。
一方、万太郎はボロボロ。
キャタピラーで体を攻撃され、これは今まで倒した悪行超人からの罰なんだと苦しみます。
しかし、そんなときに再び、チェックの声が。
「がんばれ、万太郎!!」
「そらみみじゃない…」
「わたしがここに来たのは、わたしを倒したキン肉万太郎の強さがホンモノかどうかをたしかめにきたんだ!
だから、そんな惨めな姿をさらさないでくれ!!」
よく考えると、自分を倒した相手が負けて欲しくないというのは、ごくごく当たり前の心理なのかもしれません。
自分を倒した相手がぼろぼろになっていると、自分はあんなのに負けたのかと鬱になりかねませんし。
チェックの言葉で力を得た万太郎。
「本当にお互いが力をみとめあい、全力をつくして戦ったときは、そこに尊敬と友情が生まれるんだ!!」
そして、とうとう万太郎の額に肉の文字が。
火事場のクソ力を発揮した万太郎、フォークの巨体を投げ上げ、必殺のマッスルミレミアムを見事に決め、勝利を手にします。
チェックメイトも、万太郎の勝利に、うれしそうに笑うのでした。
感動的な場面なんですけど、今までのはなんだったんだという疑問も残る場面でした。
なんともいい加減な気も。
ともかく、勝利を得た万太郎はランタンを手にします。
そして試合後、犯罪者のフォークに罵声がとびかいます。
しかし、そんなフォークに「何かつらい過去があって恨みや憎しみになったんだ」と優しい言葉をかける万太郎。
そんな万太郎に心を打たれたフォーク、氷のランタンを割り、
「こんな気持ちのいい試合ははじめてだ」
と話し、額の憎の字も消えるのでした。
どうでもいいですけど、憎の字が愛の字になったりしたらイヤだな、とか思いました。
そのとき、万太郎のランタンに炎が。
火事場のクソ力に必要な「寛容の心」を得ることにより、ランタンに炎がともったのです。
それをモニターで見ていたアタル。
「少々あぶなっかしい勝ち方だったが、よくがんばった。」
そんなアタルに謎の声が。
「ふっふっふ…キン肉王家のますますのご繁栄、結構なことだな…
久しぶりだな。キン肉マンソルジャー…ふっふっふ…」
「お前は!?」
謎の影の登場で終了です。
というか、謎の影もクソもなく、ザ・ニンジャなんですけど。
なんだか、ものすごい悪役的登場です。
えーっと今回は、つっこみどこがほとんどなくて、ほとんどストーリーをなぞるだけになっちゃいました。
申し訳ありません。
内容的には、原作に比べてかなり端折ってしまっていて、フォークのつらい過去が完全に無視されてしまい、キャラの掘り下げがいまいちでしたが、それでもチェックメイトの「がんばれ、万太郎」には、心打たれるものがあったと思います。
原作を考えなければ、テンポが良くて面白かったのではないかと。
ただ、回想シーンがやたら多かったり、最初に紹介される前回のあらすじがやたら長かったりして、手抜き感ただよう印象が強かったです。
この辺を短くして、フォークの過去を掘り下げて欲しかったな、と少し残念に思います。
次回は、「正義超人魂!ハンゾウVSザ・ニンジャ」
ネカマアイドルゆきは、キン肉マン2世を応援しています☆