ゆきにゃんのキン肉マン2世・アニメ感想情報です。
なんだか最近、更新が遅くて謝ってばかりです。
6月は5回しか日記を更新をしていない上にトピックスもほとんど更新無し、CGは夏コミ用に描いていることもあって全然更新できずと、申し訳ありません。
そんなわけで、今日から心を入れ替えて更新にはげみたいと思います。
3日もつかどうか心配ですが。
さて、6月12日のキン肉マン2世は「キッド危うし!暴君スカーフェイス」でした。
キッドの苦戦を見て会場にかけつけた万太郎、ミート、委員長他数名。
キッドは、スカーフェイスの手によってロープにしばられています。
そんなキッドを会場の最前列に割って入って必死に応援する万太郎。
しかし、今まで座って見ていたのに、万太郎がいきなり前に来たせいで見れない観客が。
何度も後ろからポップコーンをはじいて、万太郎の頭に当てて、気付いてもらおうとしている観客。
ポップコーンを何度も当てられて、いい加減にイライラした万太郎が振り返ると…そこには懐かしい顔が。
「うわーーっ、シビンマスク!!」
「誰がシビンだっ!オレの名前はケビンマスクだっ!!」
ナイス漫才。
ところで、ケビンはマスクをつけたままなのに、どーやってポップコーンを食べているんでしょうか。
父親譲りのケビンパワー全開か何かでしょうか。
試合を観戦に来ていたケビン。
正義超人同士の戦いでお行儀がいいと思っていたが、徹底的に痛めつけるストリートファイト殺法に感心。
とゆーか、2期生はジェイド以外は悪行超人としか思えないんで、とてもお行儀がいいとはいえないんですが。
ミートは、委員長にロープでの攻撃は正義超人道に反すると訴え、それを聞いた委員長はスカーに厳重注意。
しかし、それに対してジェイドの横槍。
「スカーに対してそんなことを言っても無駄ですよ。
なんせヤツはファクトリーの格闘の実技以外の授業はいつも居眠りしていたんですよ。」
そんなヤツ卒業させるな。
ファクトリーは、強ければ卒業なんでしょうか。何か間違っています。
結局、キッドは自力でロープから脱出。
体をスピンさせてエルボー。
「うおーーー!!こんな目に会わせやがって!倍返しにしてやる!!」
そういいながら、地団太ダンス。
そしてローリングソバットで攻撃しますが、スカーはそれをキャッチし、パワーで投げ捨てます。
さらに攻撃してくるスカーに対して、キッドはガードポジションを取ります。
しかし、スカーはガードポジションの上からパンチ。
そんなスカーに対してジェイドが助言を送ります。
「だめだっ、スカーフェイス!!ファクトリーの戦いのセオリーを思い出せ!!
ガードポジションを取る相手におおいかぶさると、逆転される可能性が大きいということを!!」
しかし、スカーは…
「思い出せジェイド!!!
オレは格闘の授業以外の実技は、いつも居眠りをしていたことをーーっ!!」
ジェイドとスカーの2人の合間に流れる沈黙。
そして、お互いを理解しあったか、2人同時に軽く手を上げ、試合再開。
良すぎです、あなたたち。
スカーの「思い出せ!ジェイド!」以降はアニメオリジナルですが、どうもアニメスタッフがゆでの原作につっこみを入れているという感じがして、最高でした。
結局スカーはそのまま攻めつづけますが、キッドに上手くとらえられ、見事に逆転。
しかし、それをも無視して、常識を超えたパワーでねじふせてしまうスカー。
そして、キッドを思いきり叩きつけ、必要以上に痛めつけます。
そんなスカーを見かねたジェイドは、「もうやめろ!我々新世代超人は、常に紳士たれということを忘れたか!!」と警告。
しかし、スカーは「いちいちうるせぇ!オレ様は自分の本能のおもむくままに動くだけよ!」と返します。
もうこの人は、この時点で正義超人除名すべきです。
ほんとに、強さは一流でも、ジェイド以外ろくな人材いません。2期生。
そんなスカーのファイトスタイルを見て、ケビンは昔そっくりな超人がいたと思い出します。
さて、スカーは、キッドの異名「テキサスの暴れ馬」は自分にこそふさわしいといいます。
いつキッドが暴れ馬と呼ばれたのか謎ですが。
ともかく、キッドはスカーに反撃、足首に間接技を決めます。
しかし、全然効いていないというスカー。
キッドが、渾身の力をこめると…
バキィ!!
スカーの足首がちぎれて、トカゲのしっぽみたいに新しい足が。
「こいつ…ホンモノの化け物か!?」
驚くキッドですが、スカーに顔面に渾身のパンチ。
すると、顔がまるで覆面のごとくずれてしまいます。
「クックック…そうよ…顔だけじゃない。顔も体もすべてが偽者。」
体中が音を立てて砕けていくスカー。
そして、中にはなんだかトゲトゲしくて、ピンクが妙に目立つ超人が。
ゆでお得意のオーバーボディです。
それにしても、オーバーボディほど話を作る側にとって使いやすい手法はないのでは、と思います。
とりあえず描いたキャラのデザインが気に入らなかったら、オーバーボディということにしたり、実は中身はあの超人だったという作者すら知らなかった展開に持ちこんだりと、まさに反則的手法です。
サタンクロスの中身が実はサムソンだという事実は、作者すら知らなかったことでしょう。
ともかく。
正体をあらわしたスカーを見て、焦るケビンマスク。
「やはりオレの予感はあたった…!
もはやキッドに勝ち目はない!!」
驚くキッドやジェイド。
それはともかくとして、スカーは再び、暴れ馬の異名を自分に譲れといいます。
当然拒否するキッド。
「暴れ馬という異名は、パパとオレに許された由緒ある異名だ!!」
そして、カーフブランディングの体勢に持ちこみますが、キッドの力ではスカーはびくともしません。
逆にスカーがカーフブランディングの体勢に持ちこみ、両足をキッドの頭に当て、カーフブランディングの改良技の「バッファローブランディング」で攻撃。
強烈なダメージに、ダウンしながら思わず「パパ…」とつぶやくキッド。
そんなキッドを見て、やっぱり暴れ馬はあんたにふさわしくない、とスカー。
テリーマンは、その格闘スタイルから、誰がいいはじめるともなく、自然と暴れ馬の異名が名づけられたが、キッドは何の実績も無いのに、テリーマンの息子というだけで暴れ馬と呼ばれている、と言い放ちます。
愕然とするキッドに、更に、キッドの技は全て父親のコピーにすぎないと指摘。
なんとゆーか、非常に的を得ています。
そして攻撃してくるスカーですが、キッドはスピニングトーホールドで反撃。
「甘えん坊超人がまたパパの猿真似か?」
「違う!!技に入るタイミングや、技のフォームは俺のオリジナルだ!!」
なんとも地味なオリジナルです。
結局、スカーには全然効かず、愕然とするキッドにスカーが反撃。
今度は、通常は片方の足にしかきめないスピニングトーホールドを、両足を決めてしまう「ダブルトーホールド」に改良。
すさまじい威力に悲鳴をあげるキッド。
余裕からか、一旦技をとくスカー。
もはやキッドは勝てる気がせず、相手のなすがまま。
そんなキッドにとどめをすべく、キッドを持って飛びあがるスカー。
そして、なんとキン肉バスターの体勢に。
更に、キン肉バスターで決めている首の部分に三角締めを加えた必殺技、「アルティメットスカーバスター」の体勢に。
この技を見て解説をはじめる人々。
キン肉バスターの首のフックが甘い弱点を克服するとは…と驚き、アシュラマンの改良阿修羅バスターというのもあったが、それでさえ完璧でなかった、などなど論議します。
でも、改良阿修羅バスターって、まともに破られたことは一度もなかったような。
腕が六本ないとできないのが致命的ですけど。
それはともかく。クソ長い論議の最中、スカーバスターはずっと下降中。
どれだけ高く飛びあがったんでしょう、この人は。
約1分半後、ようやっと着地寸前です。
ちょっと、ここでどれくらい飛びあがったか計算してみましょう。
物理の公式では、空気抵抗がないとき、
H(落下距離)=(1/2)×g(重力加速度)×t^2(時間の自乗)
です。
重力加速度gは定数で9.8を代入、時間tは紹介した通り90秒を代入。
すると、落下距離Hは39690mという結果に。
一度のジャンプで4万メートル近く飛びあがるスカーフェイス。
なんとゆーか、エベレストの頂点も、ジャンプで軽く辿り着きます。
さすが超人、無茶苦茶です。
まぁ、ゆでの世界では重いものほど速く落ちたり、落下速度は超人強度が関係するというデータがありますので、この数字は信憑性は薄いですが。
火事場のクソ力で落下速度をアップできるくらいですし。
ともかく、推定40000メートルから落下するスカーバスター。
スカーのおしりが砕けそうですが、そこは超人。
都合のいいように頑丈です。
「うおーーー!!これでゲームオーバーだーーッ!!!」
ズゴーーーーン!!!
落下直前に、火花に包まれて落ちてくるスカーバスター。
さすが推定40000メートルからの落下。
そしてとうとう着地です。
ドガーーーーン!!
着地の演出は、まさに核爆発。
会場にまで爆風が届く始末。
2人の命が心配です。
というか、別のアニメみたい。
はじめて見たときは、この演出はやりすぎと思いましたが、落下距離を考えると妥当というか、これでも足りないかもしれません。
スカーバスターの衝撃でリングは大破。
キッドは失神で危険な状況。
むしろ、生きているのが疑問。
こうして、この勝負の軍配はスカーに上がり、1期生で残ったのは万太郎1人という結果に。
ケビンの言っていた「予感」とは?
1人になってしまった万太郎は生き残れるのか?
こんなところで今回は終了です。
さて、今回は原作を知らない人にとっては、かなり意外な展開だったのではないでしょうか?
オーバーボディは、さすがに想像つかないというか。
ゆきは、原作でこの場面を読んでいるとき、絶対にキッドが勝つと思っていました。
それにしても、キッド、これでは鹿以下の大敗北です。
出す技出す技、全てが通用せずに、戦意喪失のうちに大技で留めをさせられるという、稀に見るようなボロ負け具合。
瞬殺王レオパルドンでさえ、出会い頭だったとか、地獄の砲弾が決まれば勝っていたはずという言い訳ができるのに、これでは言い訳のしようがありません。
結局、1期生の中でそれなりにメンツを守ったのは万太郎と、負けたものの善戦したセイウチンのみという結果に。
キッドは完全にスカーの引き立て役でした。
おかげで、スカーの魅力は伝わったというか、ゆきは実は2世の中では、スカーフェイス(本体)が一番好きだったりします。
アニメでは、オーバーボディ時の太い声を同じままで、いまいち声に違和感があったのが残念でしたが。
ともかく、次回は「2人の絆!ブロッケン師匠(レーラァ)とジェイド」です。
ネカマアイドルゆきは、キン肉マン2世を応援しています☆