ゆきにゃんのキン肉マン2世・アニメ感想情報です。
今回のキン肉マン2世は先週のガゼル祭の後始末を含めた話「クリオネマン 恐怖のレンズ攻撃」でした。
ジェイドのベルリンの赤い雨を食らって一撃でダウンしてしまったガゼルマン。
もはや誰もガゼルマンが立ちあがるとは思っておらず、早々に決着。
勝利を収めたジェイドに対して、遠くから見守っていたおっさんことブロッケンJrは「あの技を出したことによってわれわれの関係が世間に知られてしまうぞ」とつぶやきます。
そして完全に正体がばれてしまったことで、取材陣に囲まれますが、ブロッケンはそれを無視して去っていくのでした。
さて、決着がついて担架で運ばれるガゼルマン。
「キッド…」
白目をむきながら、虫の声でキッドに話しかけます。
「気をつけろ…2期生は…とてつもなく強いぞ…」
ガゼルマンがとてつもなく弱いだけのような気がするんですが。
さて、この一連の場面ですが、実は原作と比べると結構変わっています。
グ、グゴゲーッ!!
ガゼルマン、真っ二つに裂けてます。
体の中が一体どうなってるのか謎です。
それはともかく、文字通り「赤い雨」が降り注ぎ、ジェイドの強さが際立っています。
ついでにガゼルマンの弱さも際立っていますが。
グロシーンや残酷描写が異常に多くてアレな原作ですが、この場面に限ってはインパクト抜群で好きな場面です。
しかし、さすがにテレ東の規制でこれは無理だったらしく「赤い雨」は降らなかったのが残念です。
それにしても、はじめてこれを読んだときは「ベルリンの赤い雨ってこんなに強かったかなぁ」と思ったものです。
ゆきの中では、ベルリンの赤い雨は、ザ・ニンジャの背転田楽刺し並のヘタレ技となっていたのですが。
さて、ここで退場したガゼルマン。
ネタバレをしてしまうと、本編ではここで見せ場は終わりです。
一応死んではいないんですが、扱い的にはチャオズ並になっちゃいます。
アニメでは、楽しいキャラに成長したので、もっと見せ場を作っていただければ…と思うのですが。
まぁ、握手のシーンのように、他のキャラがやられるシーンを横取りしそうな場面が1つ心当たりあるので、またガゼルっぷりを堪能できると思いますが。
ともかく、とうぶん出番のないガゼルマンを追悼して、2ちゃんねるのスレにあった替え歌を掲載させていただきます。
なんか、もうこればっかな気もしますが。
ちなみに元歌はバッファローマンのテーマソングです。
超人のテーマソングを知らない方はわからなくてゴメンナサイ。
Gazelle、Gazelle、何故だろう ファクトリNo.1
Gugegou、Gugegou、何故だろう 瞬殺No.1
着脱可能の ショートホーンが
お前の苦笑 欲しがってるぜ
Hey You!
緑色した カッペ超人よ
100万パワー(仮)の 俺をマジで殺る気かい?
Hey Yude!
Vジャンこそはと 信じていたのに
アントラー・フィストで 地獄に堕ちろ
胸に輝く A.H.O.のマーク
アニメでボケ役 それは与作の証
Gazelle、Gazelle、何故だろう ファクトリNo.1
Gugegou、Gugegou、何故だろう 瞬殺No.1
着脱可能の ショートホーンが
お前の苦笑 欲しがってるぜ
まさにガゼルらしさ爆発。
グゴゲーッ!
さて、ガゼルマンの話ばかりで、ぜんぜん本編の話をしていませんでした。
なんだか脇道にそれすぎたので、本編の方はさらりと…行きたい所ですが、やっぱり長くなってしまいそうです。
というわけで、今回の本編にあたる、セイウチンVSクリオネマンです。
「よくもガゼルマンを!!」
ガゼルマンの恨みをはらすべく、セイウチンはクリオネマンに猛攻。
ひそかに応援にきているセイウチンの母親と妹もセイウチンを応援。
容赦なく猛攻を続け、クリオネマンをコブラツイストで固めるセイウチン。
しかし、クリオネマンは自らの体をゼリーのようにする「ゼリーボディインパクト」でこれを抜け、さらにゼリー状になったからだでセイウチンをしめつけます。
なんだかあっさりこんな技を使っちゃったクリオネマンですが、いってみれば悪魔将軍の技「超人硬度ゼロ・スネークボディ」のようなもので、この軟体ならマッスルスパークもあっさり返しそうような気がします。
なんだか詐欺っぽいです。
しめつけられたセイウチンですが、バカ力で体をしめるクリオネマンを解き放します。
解き放たれたクリオネマンは、空中にふわふわと浮かびながら「なかなかやるじゃないか、先輩」と言います。
このあと、万太郎がクリオネって何かと聞き、ミートが解説するシーンがあるのですが、ここで実写クリオネが拝めました。
ふわふわと浮かぶクリオネマンを叩き落そうとするセイウチンですが、クリオネマンは手を盾や武器に変化されて迎撃。
そしてダウンしたセイウチンに、クリオネマンのボディプレス。
ボディプレスをくらったセイウチンは、なんとクリオネマンの体内に閉じ込められてしまいます。
なんとか脱出しようとするものの、クリオネマンのゼリー状のボディは破けません。
体内には海水が充満していることもあり、体力を消費するセイウチン。
そこに追い討ちのように、クリオネマンは自分のボディを殴って中にいるセイウチンをいためつけます。
そして失神してしまうセイウチン。
これを見かねたセイウチンの妹のどろしーは、「おがぁ、なんとかして」と泣いて頼みます。
そして、やむをえないと判断したセイウチンのおがぁは「セイちゃん、これ食って元気だしな!!」とリングに向かって魚を放りなげます。
そしてクリオネマンに命中。
というか、あからさまに反則のような気がしますが、この手の反則は正義超人のお家芸ですので、気にしちゃいけません。
この魚も、クリオネマンのボディの中に徐々にすいこまれていきます。
クリオネマンのゼリーボディは、海の生き物を体内にとりこむ性質があるのです。
試合を見守っていた万太郎は、これは絶好のチャンスだと、気絶させたセイウチンに叫びかけることによって目覚めさせます。
「お前の目の前に、今まさにクリオネマンの体内にとりこまれようとする魚が見えるはずだ!」
なんだか妙にぎこちない日本語で、セイウチンに叫ぶ万太郎。
「今なら、その魚をとりこむために、クリオネマンのゼリーボディに穴があいている!その間に脱出するんだ!」
そしてセイウチンは、万太郎の助言をうけ、魚を利用して見事脱出に成功。
「ありがとう、万太郎の兄貴…」
「…良かった…」
涙を流しつつセイウチンの無事を喜ぶ万太郎。
ちょっといい場面です。
脱出に成功したセイウチンは、セイウチン脱出の反動で転がってるクリオネマンは完全無視で、魚を食べてスタミナ回復。
「なにをよそみしてやがる!!さぁ、戻って来い!我が体内へ!!」
セイウチンを撮りこもうと突進してくるクリオネマン。
しかし、セイウチンはこれを上手くかわし、ツームストーンパイルドライバーで迎撃。
「先輩…この私を、本当に怒らせてしまいましたねっ!お遊びはもうおしまいだ!!」
ダメージを受け、怒りをあらあにするクリオネマン。
ふわふわと空に浮かび、体を巨大なレンズにします。
「先輩…2期生最強を誇るわたしを相手に、よくここまで持ちこたえたものです」
なんだか勝手に2期生最強を語っているクリオネマン。
実際に4人で勝負したわけであるまいし、何を基準に最強を語っているのでしょうか。
やっぱり、ファクトリーの成績が1番だったのでしょうか。
そうすると、1期生最強はガゼルマンになっちゃうのですが。
ともかく、日本駐屯の放棄をさぼり、遊んでいたセイウチンを非難して、自分には勝てないというクリオネマン。
それを聞いたセイウチンの母と妹は、さぼっていたセイウチンを非難。
「あんちゃんのばかー!!」
どうでもいいですが、セイウチンの妹、びみょーにかわいいです。
「先輩、ここまで家族の名誉に泥を塗ったんだ、これはきついお仕置きが必要だろうな」
悪い子だ!悪い子だ!
虫眼鏡の原理で太陽光線を集めて、熱光線を照射するクリオネマン。
なんだか、プリズマンのカピラリア光線とイメージがだぶります。
やはり、クリオネマンはプリズマンの関係者のような気がしてなりません。
ともかく、クリオネマンの必殺技「ソーラーエナジーヒート」が炸裂。
なんとかかわしたセイウチン。
そして、熱光線はその先にあったコーナーに命中。
コーナーは激しく燃え盛ります。
熱光線を避けたセイウチンに対して、セイウチンの母の反応はというと…
「こら、セイウチン!恥かしいことしたんだから、おとなしく罰をうけんか!」
自分の息子をセイウチの丸焼きにする気ですか。
しかし、そこにそれに反論する声が。
「セイウチンさんは恥かしいことなんかやっちゃいない!!」
「そうよ!!」
今度はDQN数名とおばあさんが登場。
「セイウチンさんは、俺たちにいいことをしてくれたんだっ!」
学校をさぼっていて遊んでいた不良たち。
そしてケンカでボコボコにされていたとき、セイウチンは彼らを助けます。
助かったよ、という彼らに対してセイウチンは、
「礼はいい。そのかわり、約束してくれ。学生の本分は勉強だ。明日からは学校に行きなさい」
といい、彼らを更正させたのでした。
また、街で困っているおばあさんを優しく助けた過去もあり、不良たちやおばあさんはセイウチンに感謝の言葉をかけます。
なんと、セイウチンは遊んでいたのでなく、アホ好きを装って弱い人たちを助けていたのです。
これを聞いたセイウチンの母と妹はセイウチンを非難したことを激しく後悔。
そして、ミートも感動。
セイウチン、いいヤツだ!!
なんというか、まだガゼルマンの株が下がったという感じです。
セイウチン>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ガゼルマン
ヽ(`Д´)ノウワァァァン!!
まぁ、駐屯してるはずの北海道をほうったらかしにして、東京の人たちを助けていたのはどうかと思いますが。
「人々を救うために遊んでいただと!?それでも遊んでいたことにはかわりない!
完全なる正義超人はそんな少しの遊びも許されないのだ!!」
そう言い放って、熱光線で攻撃するクリオネマン。
そんな状況を見て、セイウチンを助けようとかけよってくる不良たち。
いや、だからそれは反則ですってば。
しかし、クリオネマンは彼らに対して恐るべき行動をとります。
「あんなワルガキどもはいずれ悪の道に戻る!
彼らを真に更正するためには、キツイお仕置きが必要だ!!」
なんと、観客の彼らに向かって熱光線を放つクリオネマン。
なんというか、この時点でコイツは勝敗関係なく失格だと思うのですが。
そういえば、先日バグ騒動で紹介した「真・女神転生」では「秩序」に基づく行動をとるLAW属性で進めると、最終的には選民思想のようなものにたどりつき、箱舟で宇宙にのがれて地上を大浄化という、ゲーム史上稀にみる凶悪なエンディングにたどりつきました。
極端すぎるLAW属性が最終的にもたらすのはこんな恐ろしい結末で、クリオネマンもそんな極端な秩序に基づく考えの持ち主なのかもしれません。
というか、こんなヤツは駐屯して欲しくないというか。
人間を守る超人なんだから、人間に選ばせろというか。
ゆでの世界観相手にそこまで考えても仕方ないのですが。
ともかく、不良たちを守ろうとして光線をなんとかはじくセイウチン。
しかし、体勢をくずしてしまいます。
その間に、クリオネマンはセイウチンのまわりに光線を当てて発火させます。
燃え盛るリング。
逃れられず、暑さに苦しむセイウチン。
そんなセイウチンに対して、自分のボディに入ればその苦痛から逃れられるとそそのかすクリオネマン。
思わず、クリオネマンの体内に飛びこもうとセイウチン。
そして、クリオネマンは体内に巨大な魚の骨を出してきて、その骨でセイウチンを固めてとりこんでしまいます。
「これで我が体内から逃れることはできない!!
この勝負わたしの勝ちだっ!!!
キョーッキョッキョッキョ!」
今回はここで終了です。
なんだか今回は普通に面白かった回というところでしょうか。
それにしても長くなりすぎました、申し訳ありません。
次回は「デッド・シグナル 悪夢の標識攻撃」です。
ネカマアイドルゆきは、キン肉マン2世を応援しています☆