ゆきにゃんのキン肉マン2世・アニメ感想情報です。
このところ完全に更新ストップしており、楽しみに来ていただいていた方には、申し訳ありませんでした。
しかも、ミュウミュウと2世ばかりという状況で…ごめんなさい。
さて、もう2週前になってしまったキン肉マン2世第16話「万太郎・火事場のクソ力」のレビューです。
父のライバルだったサンシャインをバカにしたチェックメイトに対し、万太郎の怒りは頂点に達します。
「心に愛がなければ、真のスーパーヒーローにはなれないっ!!!」
そんなとき、チェックメイトの体に異変が。
万太郎のヒザへの攻撃のダメージが出てきて、足がぼろぼろになります。
そしてチェックメイトは立っていられずにしりもち。
チェックは、サンシャインに「極限の超人になった自分が、骨折したり靭帯が断絶したりするわけはないですよね?」と言います。
しかし、サンシャインは「特訓で得られたのは、痛みや苦しみに耐えうる精神力のみで、お前自身の肉体は他の超人と同じ」と返します。
当然といえば当然なわけでして。
首をはねれば痛みを感じなくても死にますし、腕を切り落とせば、その腕はそれまで。
本当骨折したりしないと信じこんでるチェックは、ちょっと逝っちゃってるかもしれません。
あの悪魔将軍でさえ、ひざが故障したというシーンがあるのですから。
しかし、チェックは「わたしはお前には計り知れないほどの超人に生まれ変わっている!肉体そのものが不死身なのだ!!」と、やせ我慢して立ちます。
そして、負け犬集団の悪魔超人とはもう縁を切り、一匹狼の悪行超人となるといいはなちます。
これに対し、万太郎は「サンシャインたちを侮辱するのは、ライバルだった僕の父上を侮辱するのと同じだ!!」と、額に肉の字を光らせて怒ります。
でも、万太郎が一番侮辱してた気がしますが。
まぁ、実際に父と戦うことで改心したのでしょう。
そして、万太郎がチェックに突進。
「この痛がり超人が!!
もっと痛い目にあいたいか?」
「たしかに僕は痛がり超人かもしれない…
だけど…痛みを知らないことよりも、あらゆる技の痛みを…
そして、心の痛みを知ることの方が、超人として大切なんだ!!」
今、万太郎がいいこと言った!
痛みを知らない悪魔将軍が嫌い、痛みを忘れたチェックメイトが嫌い、優しい万太郎が好き。バイバイ。
Live Like Rocket!
というか、チェック戦後半の万太郎は、どうしてこんなにカッコいいんでしょうか。
万太郎のフライングクロスアタックに対し、肩のナイト、ルークの駒のボタンを2つ押して変身するチェック。
「キングの明晰な頭脳!!ナイトのもつしなやかさ!そしてルークの頑丈さ!!
チェスピースチェンジの究極形態…その名もグランドスラムだ!!」
最初からそれ使いなさいって。
使うまでもなかったのでしょうけど。
ともかく、グランドスラム形態のチェックの猛攻に、万太郎はダウン。
ダウンした万太郎の額の肉の字が消え、ミートは「やっぱり2世には、あの力は備わっていなかったのか…」と嘆きます。
「ワシは、最強の悪魔超人を作ろうとして、本当の悪魔を作ってしまったのかもしれん…」
そう言って悔やむサンシャインですが…
「胎動しておるぞ…新しい悪魔が!!」とか、きっちり「悪魔」を作る意思をあらわにしてたような気がするのですが。
残虐非道とか鬼畜無頼とか最強の悪魔とか言ってたはずです。
まぁ、なんだかんだいいつつおい人のサンシャインの言うことなんで、あんまし当てになりませんが。
しかし、チェックは攻撃の手を休めず、万太郎をかかえたまま天井を突き破り、はるか上空彼方まで飛びあがり馬式誉れ落としをしかけます。
いくらなんでも飛びあがりすぎというか、数百メートルはあると思います。
強固で重たいレンガのボディでこの上空から馬式誉れ落としを食らえば、万太郎は命を落とすことに。
今のチェックの狙っているのは、ノックアウト勝ちではなく万太郎の命を奪うことなのです。
絶望する場内ですが、サンシャインは…
「万太郎……
マンタァ~~~ロ、マンタァ~~~ロ、マンタァ~~~ロ!!」
万太郎コール。
アクセントがめちゃくちゃ変で、妙にこぶしが入っています。
これはもう聞いて貰わないとわからないんですが、これを聞いたとき力が抜けました。
ミートもこの万太郎コールに続き、キッドたち新世代超人も続き、そして場内はマンターロコール。
最初のサンシャインのアクセントが変だったせいで、みんな変なアクセントです。
「マンタァ~~~ロ、マンタァ~~~ロ、マンタァ~~~ロ!!」
なんか、宗教みたいでアレですが、ともかく場内マンターロコール。
気を失っている万太郎にも、声は届き…
「疲れた…眠いよ…うるさいなぁ…僕は眠たいんだ、静かにしてくれ…」
パトラッシュ、ボクハモウツカレタヨ…
こんな状態だったものの、なんとか気がつきます。
「いけない…やられてしまう!!」
そして、額に肉の字が浮かび、馬式誉れ落としに決められている足をなんとか脱出させ、負傷しているチェックの足に頭突き。
チェックの足のレンガはくだけ、技が外れます。
そして落下していくチェック。
「今だ!!」
万太郎はそれに追い付き、キン肉バスターの形にもっていきます。
というか、重力無視ですか。
火事場のクソ力は、どうやら落下速度も変えられるようです。
重い鎧を着ることで落下速度を速めたロビンスペシャルの立場が無いです。
まぁ、鎧の重みで速く落下するというのはネプチューンマンの戯言…いわば完璧物理学なので、ロビンも火事場のクソ力で落下速度を速めていたのかもしれません。
ともかく、虫の息だった万太郎にキン肉バスターを決める力があったことに驚く新世代超人たち。
ミートはというと…
「やはり2世にもあったんです!!常識や科学では計り知れない、あの火事場のクソ力が!!」
あんた、さっきまで「やっぱり2世には、あの力は備わっていなかったのか…」って言ってたやんかっ。
いい加減すぎです、ミート。
そもそも、常識や科学では計り知れないのはゆでの世界そのものです。
ともかく…
「キン肉バスターーーーーー!!!」
見事にキン肉バスターが決まり、チェックメイト撃沈。
「手ごわいヤツだった…」
しかし…
「くぅ…ぐぅーーー、おのれーーーー!!!」
チェックは立ちあがってきます。
立ちあがるチェックですが、ダメージの蓄積でグランドスラムの体のレンガがどんどんはがれていきます。
そして、とうとう元の姿に戻り、ダウン…敗北です。
この瞬間、万太郎の勝利、デーモンプラント戦での新世代超人の勝利が決定したのでした。
危険な状態のチェックを運ぼうとする救護班ですが、サンシャインは彼らをはねのけ…
「チェックには指一本触れさせん。
チェックは幼き頃よりずっとワシが世話をしてきたんじゃ。
このキズもきっと直してみせる。
大丈夫じゃ…わしがついている」
とチェックに駆け寄ります。
なぜ自分が負けたかというチェックに、「お前の悪魔超人としてのプライドより、万太郎の正義超人としてのプライドが勝っていた…その差が勝利の分け目となった」といい、「傷が癒えたら、悪魔超人としてのプライドを高める特訓をしよう」と優しく声をかけます。
「わたしは一度、あなたから離れようとした…」
「誰しも、大人になる前は、迷いはある」
サンシャインさん、最高です。
しかし、そんなサンシャインに、上空から槍のようなものが飛んできて腹に風穴をあけてしまいます。
そして、モニターには残虐超人ヘッドと完璧超人ヘッドが映し出され…
悪魔超人軍のヘッドは敗北の責任をとって死ぬ掟であるといい、悪魔超人軍は今日で永久解散、サンシャインの弟子たちは、地獄でサンシャイン待っているといい、高笑い。
しかし、笑い返すサンシャイン。
「こんなこともあろうかと、ワシも手を打っておいた!!
ワシの怒りを思い知れ!!」
あれだけ強い弟子を作り上げて、こんなこともあると思ってたんですか。
用意よすぎです。
そして、ボタンをポチっとな。
デーモンプラントのアジト内部にしかけられた無数の爆弾が作動し大爆発。
デーモンプラントは完全崩壊。
というか、あんだけ無数にしかけられてるんだから、気付け。
こうして、長きにわたる正悪超人戦争はサンシャインの手によって幕を閉じたのでした。
なんだか、打ちきりマンガような結末でしたが、まだ終わりじゃないぞ、もうちょっとだけ続くんじゃよ。
こう言ってからの方が長いのもお約束です。
そして、デーモンプラントの崩壊に皆が喜ぶ中、サンシャインは何時の間にか姿を消していました。
「あの人はもっと強い悪魔超人を育てて、再び僕たちにたたかいを挑んでくるだろう…」
そして、場面はチェックを抱えて通路を歩くサンシャイン。
例の槍がささったまま歩いてます。
なんだか全く平気で、痛くも痒くも無さそうです。
通天閣のてっぺんまで登り、夕日を眺めつつ…
「ニュージェネレーションのものどもよ…また会おう」
そして、範馬勇次郎のごとく、ふっと消えさるのでした。
これにて、デーモンプラント編、完結です。
デーモンプラント編は、ともかくサンシャインが良すぎたというところでしょうか。
サンシャインの存在が本当に大きく、話をおおいに盛り上げてくれました。
より強い悪魔超人を育て上げて再登場するのが楽しみです。
まぁ、再登場するのかどうかすらわかりませんが。
それにしても、アシュラマンはサンシャインのことをどう思っているのでしょうか。
サンシャインは、いつまでもアシュラマンを一番のパートナーと思っているに違いないのに、アシュラマンはというと、タッグ編のころから…
目をキラキラ光らせて泣きながらも、「いつもならサンシャインの命令無視をせめるところなのに」と、完全に舎弟扱い。
そりゃあ無いでしょう。
サンシャインの手により友情に目覚めたわりに、サンシャインには友情を感じてなさそうなアシュラマン。
サンシャインは完全に片思いなのでしょうか…カワイソウに…
ネカマアイドルゆきは、そんなサンシャインを応援しています☆
次回は「凛子を守れ!強襲!THEリガニー」ですが、新シリーズが始まる前の谷間の回なので、先に前回からはじまった新シリーズを紹介させていただくことにします。
更新遅いせいでこんなんになってすいません。
ネカマアイドルゆきは、キン肉マン2世を応援しています☆