ゆきにゃんのキン肉マン2世・アニメ感想情報です。
4月17日のキン肉マン2世は「師弟激突?!サンシャインの涙」でした。
痛みを知らないチェックメイトのあまりの強さに立ちあがれない万太郎。
1歩、また1歩とチェックが万太郎に歩み寄ります。
「見よ!!悪魔将軍!!アシュラマン!!ザ・ニンジャ!!ブラックホール!!アトランティス!!
そのほか、旧悪魔超人の仲間たちよ!!みんな…もう少しじゃぞっ!!!」
どこで撮ったかわからない集合写真を掲げ、声高々に叫ぶサンシャイン。
でも、アシュラマンもザ・ニンジャも正義超人入りしちゃったんで、悪魔超人のことなんて考えていないと思うんですけど。
一向に立ちあがれない2世。
なんとかしようとしてミートがひらめいた手段は…
「あーあ、このまま起きあがれないなら、万太郎に投票するのやめちゃおうかなー。
せっかくカルビ丼作ってきたのになー」
萌え声を使って観客のギャルのふりをするミート。
「いいのか、それで?」と思いますが、これが一番確実な手段なので仕方ありません。
案の定、気合満万で立ちあがる万太郎。
しかし、カルビ丼を作っている美女なんていなくてガックリ。
ともかく、チェックに反撃しようとする万太郎。
しかし、軽くあしらわれ、間接技にかかります。
「なぜそんなに弱いのです? お前の実力はこんなものだったのか!?」
ガックリするチェック。
「…わたしはこんなヤツを倒すために、サンシャインヘッドの地獄の特訓に耐えてきたのか?」
サンシャインに対し、不審な思いを抱き始めます。
ともかく、サンシャインの「とどめをさせ!」という言葉を受け、ルークの姿に変身し、必殺技「ルークスカイツイスト」を万太郎にくらわせます。
強烈な一撃をくらった万太郎は完全にダウン。
その姿に感極まるサンシャイン。
「見よ!同士たちよ!!今度こそ万太郎はおきあがってこないぞ!!」
そんなサンシャインに対して、チェックは呆れ果てて言い放します。
「万太郎と戦い、実は正義超人は強くなかったとわかった。
そして、正義超人に負けた旧悪魔超人軍は、もっと弱かったんだ!」
個人的に、悪魔超人軍が負けた最大の理由は、スニゲーターがキン肉マンを一度殺したのに、ウルフマンが自分の命をキン肉マンに与えたのが原因だと思うのですが。
弟子の強烈な言葉に、サンシャインは「我ら旧悪魔超人軍と、正義超人軍の戦いを侮辱するつもりか!?」と涙を流し反論。
「わたしにはネガティヴな感情を捨て去れといったのに、自分が涙というもっともネガティブな感情をあらわにするとは、どういうことだ!!」と返すチェック。
そんなチェックにサンシャインは「もう許さん!!」と怒って身をのりだします。
しかし、チェックは身を乗り出したサンシャインに対して攻撃。
突然の仲間割れに場内唖然。
「チェックメイトよ…今日まで育てたワシを蹴ったなんてことはないよな?
万太郎と間違ったんだといってくれ…」
悲しむサンシャインに、対してチェックは冷たく言い返します。
「わたしはあなたからの教えを実践しているだけ。
自分に向かってくるものがあれば、親兄弟、恩師であろうとたたきつぶせといったのはあなたではないか!?」
「わたしにネガティブな感情を捨て去れと言ったあなたが、こんな昔をしのんだ写真を手に、昔の恨みつらみをほざいて、うじうじと悲しみにくれている。
それこそ、ネガティブな感情のさいたるものではないですか?」
そして、サンシャインの持っていた写真をビリビリに破いてしまいます。
「うわぁーーーーーーーーーー!!!」
サンシャイン、絶叫。
「な、なんてことをっ!!」
号泣し、破かれた写真をかきあつめるサンシャイン。
しかし、チェックはそんなサンシャインを蹴り飛ばします。
「…やめなよ…!!」
飛んできた写真の断片を手にして、たちあがろうとしながら言う万太郎。
しかし…
「なに…!? ほざくな、ヘタレが!!
何が悪魔超人軍だ!!こんなヘタレな万太郎の父親に倒されてしまうなんて!!」
怒りが収まらないチェック。
「ちがうっ!! ちがうんじゃっ!!!」
涙を流しながら語るサンシャイン。
「ワシらは強かった…しかし、キン肉マンたち正義超人はそれ以上の鉄壁の軍団だった!!
キン肉マンたちは、敵だったとはいえ本当にあっぱれなライバルじゃった!!」
涙ながら語るサンシャインに、思わずこちらも貰い泣きしてしまいそうです。
サンシャインは、タッグ編で友情に目覚めていましたし、本当の意味での「悪行」ではなく、正義超人に勝ちたいというライバル心を持ちつづけている意味での「悪魔超人」のような気がします。
原作でも、後半は妙にいい人でしたし。
「チェックメイト、お前はしらんのじゃ!!
ヤツの火事場のクソ力を!!
地球のマグマが爆発し、まわりを全て爆発するような、あのパワーをっ!!
…本当なんじゃ…」
「信じられるかっ!!サンシャインヘッドたちが弱すぎたから、相手の些細なパワーにまで脅威を感じているだけだ!!」
そして、万太郎を踏みつけつづけるチェック。
しかし、熱くなった万太郎の額に、一瞬「肉」の文字が。
チェックの心臓を蹴り破ろうとする踏み付けを、受け止め、チェックの足を固める万太郎。
「どうだっ!!!」
「ふははは!!どんな技を仕掛けられても、わたしは痛みを感じない極限超人ということを忘れたか!?
ふふふふふっ、平気平気」
万太郎のアキレス腱固めをくらって、足にものすごい音が鳴り続けるも、全く平気で笑っているチェック。
「逃げろ!! 基本はディフェンスだ!!」というサンシャインにも「痛くないんだから、負け犬のようにヘコヘコと逃げる必要はない!!」と一蹴。
いくら攻撃しても効かないチェックに対し、万太郎が参り始めると、チェックは逆に万太郎を片足で持ち上げ放り投げます。
放送席の机に落ちた万太郎に対し、ボディプレスをかけて追い討ち。
放送席の机はまっぷたつになります。
「こいつはいい。」
割れた放送席の机の残骸を万太郎の首の下に置き、「このままエルボードロップをかけたらどうなると思う?」と楽しそうにいうチェック。
チェックは万太郎の首をへし折るつもりです。
「なんてことを!!」
場内唖然。
「超人なら超人らしく、正々堂々と戦え!!」
子供が走ってきて、チェックの背中をポカポカを殴ります。
そんな子供を「うるさいっ!!」と殴り飛ばすチェック。
吹き飛ぶ子供を受け止めたのは、サンシャイン。
「どうやらワシは、正義超人に復讐したい一念で、とんでもない怪物を作ってしまったようじゃ…」
観客席では「超人レスラーが観客の子供に手を上げる姿を見たのはこれがはじめてです」との言葉。
…えーっと、そんはハズはなかったと思いますが。
たしか、「体に触れたから」という理由だけで相手を殴った極悪非道の正義超人(ヘタレ)がいたはずですが。
「ジェロニモ、がんばってね!」→クワ→バシ→「あの子供がオラの体に勝手にさわったからだ!」
チェックメイトより酷い気が。
ジェロニモ、正義超人除名きぼーん。
人間のときの方が強かったですし。
とはいえ、ジェロニモがこんなになってしまったのは、素直過ぎたからかもしれません。
ともに修行してきたパートナーのあの人の言うことを一途に信じてしまったせいで、こうなったのでしょう。
脱線しまくりましたが、チェックの行為に場内大ブーイング。
しかし、ブーイングもまったく気にせず万太郎の首をへし折ろうとするチェック。
そこに、サンシャインがドロップキックで乱入。
チェックは吹き飛び、万太郎は助かります。
放っておけば勝てるのに、放っておけないあたり、サンシャインは結構いい人というか、悪魔超人に向いていないというか。
なんだか、悪魔超人として生まれてしまったことがかわいそうな気もします。
「おのれ…サンシャイン!!裏切りやがったな!!!」
サンシャインにラリアットを食らわせ、そしてダウンしたところを踏みつけまくるチェック。
これを見た万太郎。
「体の奥底が熱くなってきた…!!」
立ちあがり、チェックに向かって走っていき、膝蹴りを食らわせて、更にリング内へ投げ飛ばします。
そして、サンシャインに歩み寄り、手を貸す万太郎。
「どうして、ワシを助けた…?」
「あんたはさっき、ボクの父上が強かったって弁護してくれた。」
そして、サンシャインを起こし、肩を貸します。
「チェックメイト…たしかにあんたは強くてかっこいい。
ギャル人気ナンバー1の資格は十分だ。
…でもね…」
そう言って振り返る万太郎。
その額には、光り輝く肉の字が。
「心に愛がなければ、真のスーパーヒーローにはなれないっ!!!」
痺れるようなセリフで今回は終了。
正直、泣きそうになりました。
次回、「万太郎 火事場のクソ力」。
チェックメイトとの最終決戦です。
今回の放送は、今までの2世の中でも一番のデキだったと思います。
原作では、チェックは写真をはねのけるだけで破らなかったのを、敢えて破らせることでチェックの非情っぷりを表現し、さらにそれををかきあつめるサンシャイン、やぶれた断片を手にし「やめなよ」という万太郎と、とてもいいシーンでした。
なによりも、悲しすぎるサンシャインの姿が涙を誘いました。
また、最後の「心に愛がなければ、真のスーパーヒーローにはなれないっ!!!」のシーンも、これ以上ないくらいにカッコよく描かれていて、激しく「燃え」を感じさせてくれました。
今回のゆきの肉レビュー、少しでもこの辺が伝わってたらいいな、と思います。
今回の異様に面白かった放送を見て、2世のアニメを見ていて本当によかったと思いました。
原作を超えるものを作ってくださっているアニメスタッフに感謝したいと思います。
次回のチェックメイトとの決着もすごく楽しみです。
ネカマアイドルゆきは、キン肉マン2世を応援しています☆